みなさんこんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】中学生・高校生の実際に起こる人間関係のトラブル 〜防ぐ方法〜」をお伝えします。
SNSの普及でトラブルが多くなってる気がする・・・
そのトラブルは学校が解決することが多いですし。。
人間関係を築く力がまだまだ未熟な中高生。思春期特有のグループ意識から、仲間はずれにしたりされたり、悪口を言ったり言われたりというトラブルが非常に多いです。
それにより、不登校、原級留置、転学や退学といったことに発展してしまう場合があります。
今日は最近多い人間関係のトラブルを紹介し、学級経営の舵取りをする学級担任の一助になればと思っています。
トラブルとは?
生徒間では毎日のように何かトラブルがあるかもしれません。しかし、今回のトラブルの定義としては、「学校側が介入するレベルのもの」と捉えていただければと思います。
正直、「ご家庭で解決してください!」「友達同士で解決しろ!」と言いたくなります。しかし、トラブルによる長期欠席や身体的な影響が出た場合にはやはり学級担任、養護教諭や学年主任の介入が必要になってきます。
トラブル例
男子同士のトラブル(やっかい度☆)
基本的に男子同士のトラブルは少ないです。教育困難校に勤務していた時ですら年に1回あるかどうかの頻度でした。
トラブルは、学級内よりも部活動でのトラブルが圧倒的に多いです。言い合いや殴り合いにまで発展することがあきます。
中学生・高校生くらいになると殴り合いの喧嘩となることがあるのですが、野球部、ラグビー部や柔道部などとなると力が強い生徒が多いですので、教員側が止めるのに一苦労です。
しかし、男子同士は後腐れが無いので、すぐに仲が戻るケースが多いです。
部活動の先輩後輩トラブル(やっかい度☆☆)
力を入れている部活動では、「先輩の言うことを後輩が聞かない」や「レギュラーを奪った奪われた」など、先輩後輩はお互いに牽制をすることが多いせいか、トラブルが頻繁に起きます。
男女交際のトラブル(やっかい度☆☆☆)
男女交際トラブルは1年に1回程度起きます。男女共学の学校だけでなく、男子校や女子校でも普通に起きます。
生徒間で勝手に収束してくれればいいのですが、欠席が続いたり保健室にこもったりしてしまうと、どうしても教員が関わらなければいけないことになります。
勝手にやってくれー!
教員は恋愛のアドバイスもすることがあります!
1番恐ろしかった事例は別れた後、毎日男子生徒が自分を殴る動画が送られてくるといった内容です。交際トラブルは自殺や自傷行為など、大きなことに発展してしまうので気をつけなければいけません。
女子同士のトラブル(やっかい度 ☆☆☆☆☆×100)
人間関係のトラブルの9割は女子生徒同士です。そして、とても厄介なんです。。
トラブルの大半は、スマートフォン上で起きています。「グループLINEに入る入らない」「既読スルーしたしていない」、「インスタグラムでいいねをつけたつけていない」など、些細なことから発展します。
女子同士で1度トラブルが起きるとそれがずーーーーーっと続きます。最悪の場合3年間続くことも珍しくはありません。
学級経営がやりにくいんだよ!!笑
学級担任としては席替えやグループワークに気を使わなければならないので学級経営がとてもやりにくくなります。
また、部活内で学年同士で仲が悪いのはあるあるです。人数が多い部活では学年内でも派閥があり、部活動の顧問もやりにくさを感じることがあります。
未然に防ぐ方法(学級担任として)
黄金の3日間
学級開きからの3日間は「黄金の3日間」と呼ばれます。
この大切な期間に学級のルール、担任の思いや今後起こりうる人間関係の話をします。詳しくは過去のブログをご覧ください。↓
声かけ
学級担任は朝と帰りのホームルームがあるので毎日教室に行きます。そこで下を向いている生徒や目が腫れている生徒、服装が乱れている生徒などがいれば声かけをします。
交友関係も観察して「昨日まで仲良かったのに話さなくなったな…」「いつも弁当一緒に食べていたのに今日は違う子なのか…」などと、感じたらとりあえず声かけをします。
不登校やいじめなど大事になってしまう前に気づいたらとりあえず声かけです。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】中学生・高校生の実際に起こる人間関係のトラブル 〜防ぐ方法〜」をお伝えしました。
人間関係に問題がない生徒の方が圧倒的に少ないですし、誰かしら何かを抱えて学校生活を送っています。少しでもトラブルを未然に防げたらいいですよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
コメント