草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】学級崩壊してしまった。〜原因と立て直し方法〜 学級経営技 」をお伝えします。
毎日ブログを書いているせいか、Twitterで「草食系高校教師さん知識量すごいですねー」「すごい先生なんですね」とコメントやDMをもらったりすることがありますが、私は1つも凄くなんかありません。むしろ、ポンコツです。
私は人よりも失敗経験が多いだけなんです。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉がありますが、私は完全に前者でした。
今や私のモットーになっている言葉ですが、昔は「いけるだろう」と根拠のない自信を持っていました。それが驕りとなって、数々の失敗を経験してきました。
今日は、教員1年目に学級崩壊した話をしたいと思います。皆さんには私のような愚者になり、失敗して欲しくないのでその意味を込めてお伝えします。
私が自ら失敗したこととその状況に陥ってしまったことをお伝えします。教員人生で1番辛い1年間でしたが、この1年間が私の教員としてのベースになっています!
学級崩壊した原因
まず初めに、担任1年目の時に学級崩壊しました。
当時、私は高校1年生の担任でしたが、学級崩壊は魔の11月に起こりました。「言う事を聞かない」や「授業中に立ち歩く」と言ったことではなく、生徒と私の信頼関係がほとんど崩壊したタイプです。
原因が2つありましたので、見ていきましょう。
①行事
発端は10月に行われた文化祭でした。言い訳も何もありませんが、担任1年目+教育困難校+慣れない土地+慣れない仕事という四重苦で、文化祭を生徒に丸投げして自分のことを優先してしまったことが1つの原因です。
「生徒だけで考えて乗り越えて欲しい」という意図も込めてその方法を取りましたが、私が言葉足らずであったこと、高校1年生ということや他のクラスの先生がかなり手伝っていたこともあり、不満が爆発した形になってしまいました。
直接文句を言ってきたり他の先生を通してだったり保護者からクレームが来たりと、途中で担任を変えるレベルくらいまでいっていたと思います。教員生活最大の失敗でした。
当時はどん底でしたよ。。。
②威圧的
初担任ということもあり「なめられないようにしよう」と謎の意気込みで、普段から威圧的な態度で生徒と接してしまったこも原因の1つです。
特に、ホームルームの雰囲気はお葬式状態だったと思いますし、朝と帰りのホームルームはロボットのように連絡だけをして終了でした。コミュニケーションの希薄さが招いてしまいました。
スポーツ校や厳しい雰囲気の学校であれば、威圧的な先生がいても良いかも知れませんが、他の先生方がとてもフレンドリーでアットホームな学校でしたので他の先生とのギャップもあり、不満が出てしまったと思います。
◯学級の活動は担任も一緒になって行ったほうが良い。
◯威圧的な教員は時代錯誤。
学級崩壊を立て直す
「これはまずい!!!!ちっぽけなプライドなんか捨てよう!!」
お葬式状態だった学級を変えるためにはまずは私が変わらなければいけないと思い、180度スタイル変更しました。
それでは2つ見ていきましょう。
①生徒と接する時間を増やす
学級崩壊するまではあまり生徒と接していませんでした。
まずは、「朝と帰りのホームルーム(SHR)は学校で1番長く行う」でした。それまでは連絡・注意喚起をして毎日30秒で終わってましたが、心を開いているという意図を込めて「土日にあったこと」、「マイブーム」など、とにかく話をしました。
そして、掃除、授業中や廊下で会った時など、生徒に話しかけるようにしました。「最近どうだー」という決まり文句からスタートして、とにかくコミュニケーションを取ることを心がけました。
威圧的なスタイルから大きな方向転換をしましたが、話しかけていくと逆に生徒から話しかけられることが増えていきました。
②思いを伝える
この「想いを伝える」が最も大切だと気づかされました。
上記の通り、「朝と帰りのホームルーム(SHR)は学校で1番長く行う」という事を実践しましたが、その中で学級に対する思いを多く伝えるようにしていました。
それまで、「何考えているのかわからない」と言われることがあったため、それ以降は「◯◯な学級にしたい」「◯◯を身につけて欲しい」と担任として、大人としての思いを伝えるようにしました。
思いを伝える事で、生徒の私に対する目が変わってきたのが顕著に現れてきました。
「思うは招く」と言う考え方は大事なんですよ!
裏で他の先生がしてくださったこと
私が上記の2つを行ったから全てが変わったわけではありません。他の先生がサポートしてくださったからこそ多少立て直すことができたと思います。
本当に感謝しかないですね。私がその学校を退職する時に教えてもらいました。
担任の思いを代弁
私が生徒に対して思っている事を他の先生が代弁してくれていました。よく飲みに誘っていただいていた先生には学級に対する思いをよく話をしていたのですが、教科担任であったこともあり授業中に代弁してくださっていました。
生徒への根回し
生徒への根回しをしてくださっていました。
具体的な内容はわかりませんが、明らかに朝と帰りの生徒の態度や表情が違いましたので他の先生方が何か仕掛けてくださっていたと思います。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】学級崩壊してしまった。〜原因と立て直し方法〜 学級経営技 」をお伝えしました。
もちろん学級崩壊はするよりしない方が良いでしょう。しかし、したからこそ学んだことや気づいたことが多くありました。そして、この1年間が教員としてのやり方やあり方のベースとなりました。
もし今学級がうまくいかなくて悩んでいる方がいれば、失敗の先に初めて見える景色がある事を忘れずに!本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。
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