こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】学力が低い生徒にはスモールステップが有効? 〜授業技〜」をお伝えします。
みなさんが授業を担当している教室には、学力が高い子がいれば低い子もいるでしょう。
1を言って10を理解する生徒がいれば、1を言って1も理解できない生徒もいます。いずれも、後者の学力指導には非常に苦労します。
授業が理解できないと飽きてしまい、ボーッとしたり寝てしまったりすることもあるでしょう。
今日は学力が低い生徒に注目し、どのような方法でやる気を取り戻して授業に積極的に参加するようになるかをお伝えします。
今日は、学力が低い生徒に焦点を当てた授業方法、スモールステップをお伝えします。
スモールステップとは
スモールステップは、1つの目標を達成するために、すぐに大きな課題を与えず、小さな目標を細かく設定し、クリアしながら進めていく方法です。
例えば「ホームランを打ちたい」と大きな目標があるとしましょう。いきなりホームランは打てませんよね。大きな目標を達成するためには、小さな目標の積み重ねが近道となります。
では、ホームランを打つために何が必要でしょうか。
トスバッティングでバットコントロールを身につける・飛距離を伸ばすために筋力をつける・体の使い方を学ぶなどが必要となるでしょう。それぞれの小さな目標を達成していくことで大きな目標を掴むことができると思います。
スモールステップの効果
生徒がやる気を出す
学力が低い生徒のほとんどが「勉強できるようになりたい!」と思っています。しかし、「難しくてわからない」という生徒が大半でしょう。難しくてわからないのであればレベルを下げた問題を提供するしかないでしょう。
学力が低い生徒のやる気を1番引き出す材料は一人一人の「できた!」や「正解した!」という事実です。「できないからやらない」が当たり前になっている生徒を変えるためには、まずこの「できた!」という感覚を持たせることが必要でしょう。その積み重ねがやる気につながります。
生徒が楽しくなる
小さな目標をクリアしていくと自己承認欲求が満たされて生徒は楽しくなってきます。人間、自分ができることは楽しいですよね。それと同じで、それまでボーッとしたり、寝ていたりしていた生徒も自然と教員の話に耳を傾けるようになることがあります。
さらに、楽しくなると、楽しさを知ったせいか次のステップに進む生徒が出てきます。楽しさを追求して、自分で調べたり、教員に尋ねたりする生徒がちらほら出てくると思います。
学力が高い生徒はどうするの?
冒頭で述べたように、学力が高い子がいれば低い子もいるでしょう。レベルの低い問題ばかりに取り組んでいたらできることばかりなので学力が高い生徒は飽きてくるでしょう。
私は問題をレベル別に分けています。これは定期考査を作るときにも使っている「5対3対2の法則」ですが、50%を基礎問題・30%を応用問題・20%を難易度の高い問題として、授業の問題もこのように分けて作っています。
したがって、学力が高い生徒にも対応できるようにしています。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】学力が低い生徒にはスモールステップが有効? 〜授業技〜」をお伝えしました。
スモールステップで最も大切なのは生徒一人一人の「できた」です。
これを増やしていくことがやる気や楽しさにつながり、授業に活気が出てくるでしょう。寝ている生徒やボーッとしている生徒がいると授業者のやる気もなくなってしまいますよね。せっかく授業をするなら気持ちよく行いたいですよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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コメント
はじめまして、ランキングから参りました。
現役の英語の先生のブログにたどり着けて嬉しいです。
受験英語は、笑えるくらい昔のことになります。
あの当時が懐かしいです。現在も英語を勉強しています。
ご連絡ありがとうございます。授業実践例等も紹介していますので、昔の授業と比べてアドバイスがあれば是非お願いします。毎日更新していますので今後ともよろしくお願いします。