半沢直樹から学ぶ学級経営術 | 草食系高校教師のブログ

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「半沢直樹から学ぶ学級経営術」をお伝えします。

「半沢直樹」、１度はこの名前を聞いたことがあるでしょう。社会現象にもなっているTBSの人気ドラマで、堺雅人さん演じる半沢直樹からは学べることがたくさんあります。今日は学級経営に使える厳選した3つをお伝えします。

草食系高校教師

半沢直樹って面白いよねー！

半沢直樹とは
半沢直樹から学ぶ学級経営で見習うべき点
最後に

半沢直樹とは

　「半沢直樹」は、銀行を舞台にした池井戸潤の小説「半沢直樹シリーズ」が原作で、２０１３年と２０２０年にドラマ化されました。堺雅人演じる大手銀行員が、理不尽な要求や不正を働く上司を次々に倒していくフィクションドラマです。７年ぶりに復活した

　２０１３年のシーズン１の最終回の視聴率は平成の民放ドラマの中でトップの４２.２％を叩き出しました。また、主人公の決め台詞「倍返し」が２０１３年の流行語大賞となりました。

　現在（２０２０年９月２０日）放送中の２０２０年のシーズン２は８話を終え、平均視聴率は２３％を超え、８話に至っては２５.６％を叩き出し、２０２０年のドラマ視聴率ではトップとなっています。

半沢直樹から学ぶ学級経営で見習うべき点

綿密な計画と根回し

あらすじ（２０２０年シリーズ４話まで）

　半沢（堺雅人）らが進める大型案件が東京中央銀行に横取りされた。「電脳雑伎集団」（南野陽子＆土田英生）による「スパイラル」（尾上松也）買収というIT企業同士の案件だ。この買収案件に半沢（堺雅人）は立ち向かうが、裏切りや困難があり、なかなかうまくいかない。しかし、緻密な計画を立て、仲間（半沢の同期・渡真利（及川光博））に頼ることで買収案件を成功に導く。

　半沢は買収案件を成功させるため様々な可能性を考え、緻密な計画を立てました。また、その案件に関わる人に根回しをし、成功させました。学級経営も同様に緻密な計画と根回しが必要です。

　学級全体の年間計画・学級生徒１人１人の指導計画などが必要で、「学級をどのように成長させるか」、「集団として個人として１年間で身につけて欲しいこと」、「生徒それぞれに成長して欲しいこと」などを学級開き前や大切な行事前に考えます。

　学級運営する上で根回しは大切です。中学校・高校は教科担任制であるため、できることかもしれませんが授業担当者に調子の悪い生徒や叱った生徒などを伝えておきます。

学級担任

朝礼で授業姿勢に関して、全体を叱っていますのでしっかり授業を受けているか見てください！

授業担当者

わかりました。私からもそれとなく言っておきますね。

　授業担当者に伝えておけば協力してくれますし、もし授業態度が悪い生徒がいればもう１度叱ることができます。根回ししておくことによって、全先生から見られている意識を生徒に植え付けられます。情報が担任まで伝えられることを知ると生徒はしっかりとするものです。

一貫性

　あらすじ（２０１３年シリーズ５話まで）

　２０１３年、半沢（堺雅人）は東京中央銀行の大阪西支店で融資課長して働いていた。支店長浅野（石丸幹二）の策略で、西大阪スチールの破綻により５億円の損失の責任を負わされたが、浅野が共謀していたことがわかり土下座をさせ出向に追い込んだ。

　２０１３年シリーズ５話の内容からだけではなく、全シリーズに共通していることは一貫性です。「ダメなことはダメ」と言う姿勢で、それを暴くために奮闘する榛沢の姿勢は、学級経営にも必要不可欠でしょう。

　学級開きの時に、「いじめは許さないからなー」と全体指導したとします。その後、いじめが起きた場合は徹底的に許さない姿勢を示し、対処します。

　「ダメなことはダメ」と示さないと、生徒は「あの時ああやって言ったのに結局ゆるいじゃん」と思ってしまい、そうなると学級の基準が一気に下がり、悪い方向へと進んでしまうでしょう。

冷静な判断

　あらすじ（２０２０年シリーズ５話から８話まで）

　半沢（堺雅人）は、大手航空会社「帝国航空」の立て直しを任される。帝国航空の財務部長・山久（石黒賢）と共に、帝国航空の再建計画に着手した半沢だが、国土交通大臣・白井（江口のりこ）は帝国航空の改革のため「東京中央銀行」に債権を放棄するよう求めてくる。政府の圧力にも屈せず、一貫した姿勢と綿密な計画により冷静な判断で債権放棄はしなかった。

　感情表現が豊かで、吠えることもある半沢ですが、判断は常に冷静です。

　教員も常に冷静な判断が必要です。特に、場面指導の時には感情的になりすぎず、咄嗟に後先考えた冷静な判断（指導）をしなければいけないでしょう。