こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「高校中退者のリアルな理由」をお伝えします。
小学校・中学校は義務教育であるため「中退」はありませんが、高校では中退(退学)があります。「高校中退 理由」とインターネットで検索すると様々な理由が書かれていますし、それが間違っていないわけではありませんが、リアルな現状をお伝えします。
実際のところの話をしたいと思います。
中退者数
文科省の調査によると。平成30年度の高等学校中途退学者は48,594人います。平成25年から5年連続で減少していましたが平成30年度は前年度より約2000人増加しています。
高校を中退(退学)するリアルな理由
1位:人間関係トラブル
経験上、人間関係での中退が圧倒的に多いです。特に、女子生徒間(女子生徒のグループ内)のSNSトラブルが発端でそのグループから外され、気まずくなり自主退学というケースがほとんどです。グループから外されると1人でいることが多くなるため、それが嫌で不登校になり、退学までしてしまいます。男子生徒で人間関係を理由に中退する生徒はかなり少ないと思います。
- STEP1仲の良いグループとSNSトラブル
- STEP2学校で1人になる
- STEP3気まずくて学校に行けなくなる
- STEP4自主退学
2位:クラスや学校に馴染めない
校則が厳しすぎるや他の生徒と話が合わないなど、クラスや学校に馴染めない場合です。中学校の段階で受験する高校を選ぶ時に、偏差値だけで選んだり、自分のやりたいことと学校の特徴などが合っていなかったりしたことが原因ではないかと思います。
3位:就職をしたい
根本に「学校がつまらない」がありますが、就職をしてお金を稼ぎたいという場合です。男子生徒に非常に多く、「友達がやっていて楽しそうだから」と先をあまり考えずに行動に移すことが多いです。
最後に
今日は「高校中退者のリアルな理由」をお伝えしました。人間関係トラブルがきっかけでの中退(退学)が圧倒的に多いです。文部科学省や他ウェブサイトの調査結果を見ると、「高校生活に意欲がない」「別の学校への入学を希望」が多いと書かれていますが、現役の高校教師から見るとそのその理由の背景には必ず人間関係がつきものです。
全ての背景に人間関係はつきものだよね。
社会に出ても人間関係問題は多いですからね。
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