こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】学級委員長を育てたい! 〜学級経営技〜」をお伝えします。
みなさんの小学校から高校までの学校生活の中にも、学級委員がHRクラスの中に1人はいたと思います。しかし、大きな役割はあったでしょうか。
仕事といえば、学級会(クラス会議)の時に前に出て、委員会のメンバー決めや学校祭の出し物・役割決めなどをしていたくらいだと思います。
教員になった今、それがとてももったいないことに気づき、「リーダーを育てることができないかなあ」と思い、様々な取り組みをしています。
賛否両論あると思いますが1例だと思いご覧ください。
どうせ学級経営するならいろんなタイプの生徒を育てたいじゃないですか!
学校による学級委員の呼び方
タイトルにあるように「学級委員」の呼び方は学校や地域によって異なります。
みなさんの学校ではどのような呼び方だったでしょうか。一例を見ていきましょう。
「あ、これこれ!」というものはあったでしょうか。
学級委員の役割・仕事
クラスのリーダー的存在である学級委員には様々な役割があります。
しかし、実際のところ学級委員という名前だけで、我々が小中高生だったときはクラスメイトを「リーダー」と意識したことがなかったと思います。
学級委員を決める時の注意点
それでは学級委員を決めるときの注意点を見ていきましょう。ここからは教員目線で話をしたいと思います。
まず学級委員決めは基本的に指名制ではなく立候補制にしています。しかし、立候補がない場合もあるので、その時は一旦保留にし日にちを空けて再度学級委員決めになります。
立候補がない場合は、空けた期間に生徒に根回しすることもあります。
そして、決めるときが非常に重要です。
ノリと勢いで後先考えずに立候補してくるトンチンカンな生徒が出てこられると面倒くさいので、私は「多分今ままでは何かを決める時に前に出てきて司会進行役をしたり、号令をしたりするだけだったかもしれないけど、先生のクラスはリーダーとして頑張ってもらいたいなー。一緒にクラスを良くしたいと思えて行動できる人がいいよなー。学級委員になったら成長できるし、例えば◯◯な能力とか◯◯とかが身につくぞー」などと決める前に柔らかーく伝えておきます。
ガチガチに伝えると立候補がゼロになってしまうのであくまでも楽しそうに伝えましょう。もうちょっと内容を濃く伝えていますが。笑
学級担任からの働きかけ
学級委員が決まってからが本番です。
放置していてもリーダーは育成できませんので、担任からの働きかけをしましょう。私個人の意見ですが、学級委員は「中間管理職」的な役割だと思っています。実際に私が取り組んでいることを2つお伝えします。
①週1で会話する
週に1回5分程度学級委員と話す時間を設けるようにしています。
「今週どうだったー」「しっかりやってたかー」などを聞きます。聞かれるということは答えなければいけないので、答えるために周りを見るようになります。それだけでもいいと思います。
そして、ここで注意しなければいけないのが学級委員をスパイだと思ってしまう周りの生徒が出てくることです。そうなるといじめに発展してしまう可能性があるため、極力見られない場所で話をするといいかもしれません。
最近では一人一台タブレットがあるのでそれを介して連絡を取り合ってもいいかもしれません。
②生徒間で声かけをさせる
これは本当に賛否両論あります。
下手したら不満が募って学級崩壊を招くこともあるリスキーな方法です。「授業中寝ている」「掃除をサボる」など、学級委員が注意するように促しています。周囲が「なんだこいつ」「偉そうに」とならないように、事前に全体には「こういうことする」というのを伝えておきます。学級委員を守るのが最優先ですからね。
そして、学級委員だけでなく周りが周りに注意喚起をする雰囲気を作るように持っていくようにしています。「次移動教室だから早めにねー」「起きなさいよ」など、全体に声かけできる生徒を増やしていくのが狙いです。
周りを見て行動できる生徒を増やしたいのでこういう取り組みをしています!
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最後に
今日は「学級委員長の育て方 〜学級経営技〜」をお伝えしました。週に1回、学級委員と会話をする時間を設ける、生徒間で注意をさせると言った2つのことをお伝えしました。
なんとなく「学級での話し合いの時だけ前に出て話す」だけの仕事内容であれば誰がやっても同じです。中学や高校での学級委員の経験が将来の何かにつながればいいと思っています。
本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけると嬉しいです。
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