こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】教員(教師)のセルフ働き方改革 〜定時退勤をするための取り組み〜」をお伝えします。
拘束時間が長いんじゃ
法律やあり方が変わらないなら、自分たちが何変えていくしかないです!!
世間では「働き方改革をしましょう!」と推進されていますが、学校現場では逆に仕事の多様化や複雑化により仕事量は増えるばかりです。。。
アクティヴラーニング、ICT機器導入、探求学習など教育改革に向けて、働き方改革と逆行しているのが学校現場です。
働き方改革とは
「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(働き方改革関連法)」が2018年6月29日に可決・成立し、2019年4月からそれぞれ施行されています。
この法律は、「長時間労働の是正」、「正規・非正規の不合理な処遇差の解消」、「多様な働き方の実現」の3つが柱になっています。
簡単に言えば、 日本企業の労働環境を大幅に見直す取り組み のことです。
学校現場の勤務実態
日本の教員の勤務時間は世界から見ても非常に長いです。
学校の勤務環境に焦点を当てた国際調査、OECD国際教員指導環境調査(TALIS:Teaching and Learning International Survey)によると、2018年の第3回調査(日本を含む48か国参加)で小学校54.4時間、中学校56.0時間で共に世界で1番労働時間が長いとの調査結果が出ました。
世界と比較すると、小学校ではトルコの約31時間、中学ではジョージアの約25時間という結果でした。
驚愕のデータ。。。
過労死ライン
過労死は英語にもなっており、次のように定義されています。
【Karoshi】= (in Japan) death caused by overwork or job-related exhaustion.
(働きすぎや仕事による疲労により死亡すること)
過労死ラインの目安となる時間は残業80時間です。
月に20日出勤とすると1日4時間以上の残業・8時間勤務を含む12時間労働)と言われています。
セルフ働き方改革
日本の学校現場は長時間労働が当たり前の世界になっています。
長く勤務している人が評価される職員室の風潮もあり、なかなか現場は変わりません。したがって自分が工夫するしかありません。
私は以前までは周りの評価を気にしたり周囲の退勤の動きを見たりかなり様子を伺っていました。しかし、2020年度は格的にセルフ働き方改革をしています。
同僚との付き合い方を変える
冷たい人間に思われるかもしれませんが同僚との付き合いは最低限にしています。
以前は人間関係作りのためにも他愛のない話をしていましたが今年度からは業務連絡だけにしようと心がけています。もちろんお喋りをする機会はありますし、仕事を円滑にするためには付き合いも大切なのは重々承知ですが自分の仕事の時間を確保することに重点を置いています。
考え方を変える
スティーブ・ジョブスの言葉に
「Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.」
(あなたの時間は限られている。だから誰かの人生を生きることで無駄にしてはいけない。)
「教員」という職業は生徒の成長を直接見ることができるやりがいのある仕事に違いありません。
しかし、人生において”仕事”の優先順位を考えてみてください。もちろん「仕事1番。教員最高!」という人もたくさんいますが、私の場合は低かったのです。
決して「自己中心的」なマインドセットではなく考え方1つで時間の使い方が変わるんです。
- 考え方を変える
- 取り組み方が変わる
- 自分の時間確保
- モチベーションに繋がる
仕事の効率化
仕事をとにかく効率化したいと考えています。対生徒の仕事の効率化は非常に難しいですが職員室内の仕事は効率化できます。
職員室内では効率化できる仕事として教材研究・書類作成・データ処理などパソコン業務があります。ワード・エクセル・パワーポイントが主に使われますがこれらのスキルを身につけると劇的に費やす時間が変わります。
おすすめ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】教員(教師)のセルフ働き方改革 〜定時退勤をするための取り組み〜」をお伝えします。
「働き方改革」と言っておきながら学校現場はほとんど変わっていません。したがって自分で仕事のあり方ややり方を変えるしかありません!
ぜひ参考にしてみなさん早く帰りましょう!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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