【中学校・高校】授業開きから最初の定期考査(定期テスト)までが勝負 〜授業の雰囲気作り〜

英語授業

みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】授業開きから最初の定期考査(定期テスト)までが勝負 〜授業の雰囲気作り〜」をお伝えします。

学級開き最初の3日間を「黄金の3日間」と言いますが、授業にも同様の期間があると思っています。

もちろん「授業開き」は言わずもがな大切ですが、私は最初の定期考査までの期間が1年間の授業雰囲気を占う最も大切な期間だと考えます。

んー、名前は、「プラチナ期間」とでも呼びましょうか。笑

そんなプラチナ期間をうまく指導できれば、最初の考査以降も大きな指導がない授業雰囲気を作れると思っています。

頼む、頼むから実践してくれ!!!!!!!!

1年間ずーっとしんどいのと5月や6月までしんどいの、どっちを取るんだい!!

草食系教師
草食系教師

さてそれでは冷静に見ていきましょう。

授業中に考えられる生徒指導問題

 それではまず「授業中に考えられる生徒指導問題」を見ていきましょう。

生徒指導問題
  • 寝る
  • タブレットで遊ぶ
  • おしゃべりをする
  • 携帯をいじる
  • 耳にイヤホンをつける
  • 立ち歩く
  • 授業に参加しない
  • ペアワークをしない
  • グループワークをしない
  • 提出物を出さない
  • 宿題をしない
  • 小テストでカンニングをする
  • 何かを食べる

 だいたいこんなところです。

 この辺をいちいち注意するのってしんどくないですか?それを1年間継続して注意するなんて私には到底できません。

 「注意せずに成績を下げる」教員もいますが、それが通用するのは一部の進学校だけでしょう。成績つけるまでに崩壊します。

 一人の生徒が上記のようなことをして教員が注意しなければ、生徒は「注意されないからしてもええんやな!」と思い、どんどん基準が乱れていくでしょう。

 それが授業崩壊につながるかもしれません。むしろ気づかないうちに震度1で壊れるくらいのヒビが入っています。

プラチナ期間の立ち居振る舞い

 次に「プラチナ期間の立ち居振る舞い」を見ていきましょう。

 それはただ1つ。

 「よーーーーーーーーーーーく生徒を見ること」です。これに例外はない。

 そして、上記のような生徒指導問題を見つけたらすぐに注意をします。すぐ!すぐ!

 ここで与えたい印象は2つ。

 「注意するタイプの教員であること」と「教員によく見られていること」です。

 それではこの2つを詳しく見ていきましょう。

①注意するタイプの教員であること

 与えたい印象1つ目は「注意するタイプの教員であること」です。

 これはとにかく口うるさい印象を与えるためです。

 生徒はよく教員のことを観察しているので、すぐに生徒は色々と判断してきます。

  • 怒る怒らない
  • 優しい優しくない
  • 厳しい厳しくない
  • 楽、楽じゃない
  • わかりやすいわかりにくい など

 を判断基準としてきます。

 私は、最初の定期考査まではとにかく面倒くさい教員を演じるようにしています。口うるさくすぐに注意し、時には強く叱る教員になります。

②教員によく見られていること

 与えたい印象2つ目は「教員によく見られていること」です。

 1つ目の「注意するタイプの教員であること」でも「見られている」を感じさせることができますが、他の細かいところも「見ているよー」という印象を与えたいと思います。

 ここでは、「注意まではいかないけど授業に集中して欲しいなー」という生徒にツッコミを入れる感じです。

  • ぼーっとしている
  • すぐに動かない
  • 当てられてすぐに反応しない
  • 手遊びをしている など

 こんなのなんか別に見過ごしたらいいんですよ。

 いいんですけど、気になるじゃないですか。それを1年間気にしていたら心も体もしんどいじゃないですか。

 私のエゴなのかもしれませんし、生徒の個性を殺してしまうのかもしれませんが自分がやりやすく持って行ったほうがいいじゃないですか。

 「このクラス行きたくないなー」と思って授業に行きたくないじゃないですか。

 表向きは「そんなこと通用しないよ」だけど、結局は自分を守る手段でいいんじゃないでしょうか。

プラチナ期間を終えた後

 次に「プラチナ期間を終えた後」を見ていきましょう。

 プラチナ期間(最初の定期考査が終わるまで)が終わったら少しずつ「面倒臭さ」を抜いていくようにしています。

 しかし、ここで大事なのが「考査素点をある程度取らせること」です。これは私のずるい技なのですが「ほら、頑張ったら点数取れるでしょ」を与えるためです。

 そして、その時は必ず褒めます。それも全力で。

 「頑張ったな!!!」「このクラスすごいなー。優秀だな!」と感情的に伝えます。

 草ポケモンにかえんほうしゃの技を繰り出す食らう効果抜群です。

 冗談はさておき、面倒臭さを抜いていきますが長期休み後はまた基準を戻します。そして基準が戻ったと思ったらまた抜いていくを繰り返します。

 心理学で言うところの対比効果ですね。ギャップです。ギャップ!

オススメ書籍

 それではオススメ書籍をご紹介します。

最後に

今日は「【中学校・高校】授業開きから最初の定期考査(定期テスト)までが勝負 〜授業の雰囲気作り〜」をお伝えしました。

 この記事を見た時期が最初の定期考査が終わった後かもしれませんが、その人は次の日から始めるよりも長期休み明けから始める方が良いかもしれません。

 「最初いい人→厳しい人」になると逆効果になる可能性が高いからです。チャンスはモデルチェンジができる長期休み明けです。

 頼む。頼むから実践してみて。「生徒に嫌われたくない」若手も「授業運営や学級経営に悩んでいる」中堅もぜひやって!

 先っちょだけでいいから!!

 本日は以上です。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 他にもたくさん記事がありますのでぜひご覧ください。

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