【中学校・高校】生徒一人の成長がクラス全体の成長へと変わる? 〜学級経営技〜

学級経営

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】生徒一人の成長がクラス全体の成長へと変わる? 〜学級経営技〜」をお伝えします。

学級担任のみなさん、「もっと生徒を成長させたい!!」と思っていますよね?

教員であれば生徒の成長は非常に喜ばしいことで、教員のやりがいとはそこにあるのではないかと思います。

さて、今回は学級経営を違う角度からアプローチする方法をお伝えします。

正直「学級経営とはこれや!!!!!」というのは100%ありません。

学年・学校・地域・学力・公立・私立等が違えば、何もかも変わり、それまで通用していたことが何の効力も発揮しないことなんてザラです。だって、人対人ですもの。

草食系教師
草食系教師

それでは今回の内容「生徒1人の成長がクラス全体の成長へ」を見ていきまshow time!!!

「生徒1人の成長がクラス全体の成長へ」

 今回お伝えするこのテーマはその名の通り、学級の1人の生徒の成長が周りの生徒に良い影響を与え、相乗効果で周りの生徒も成長していくことです。

 これは私が7〜8年前に高校3年生の学級担任をしていた時に起きた偶然の産物です。クラスのお調子者(クラスのリーダー的存在)が部活動引退後、人が変わったように勉強に取り組むようになりました。

 それを見た周りの生徒はそれに触発され、クラスの雰囲気や疎か、全体の基礎学力までもアップしたことがありました。

 また、3〜4年前に高1を担当した時にも同じようなことが起こりました。今度はリーダー的な存在の生徒ではない、どちらかというとクラスの中では少し燻っている感じの生徒でした。

 これは私が意図的に文化祭のクラスリーダーとして任命し、結果的に成功を収めたことがきっかけで学校生活に前向きに取り組むようになりました。それに触発された周りの生徒が勉強・部活・課外活動に積極的に参加するようになったことがあります。

1回目は本当に偶然の産物でしたが「こういうアプローチの仕方もあるんだ!!」と気づきになり、それからは意図的に仕掛けるようにしました!もちろん根回ししますが嫌がる生徒にはやめときましょう!

”1人”はどのように選ぶの?

 私は選び方(意図的に指名する方法)は2パターンあると思っています。

 それではそれぞれ見ていきましょう。

①クラスの核となる生徒

 1人目は「クラスの核(中心)となる生徒」です。つまり、日頃からクラスメイトに影響を与えるインフルエンサー的な生徒のことです。

 発信力があるので、周りの生徒はその生徒の変化にすぐ気づきます。その生徒が変わっていけば周りの生徒に影響を与えるのは必至です。

クラスの核となる生徒の特徴例
  • 全員の前で躊躇なく発言できる
  • スポーツができる
  • 勉強ができる
  • やんちゃ
  • うるさいくらい元気
  • 学級委員長

 

②ダイヤの原石である生徒

 もう1人は「ダイヤの原石である生徒」です。

 つまり、少しのヒントで飛躍的に成長しそうな生徒です。本当は能力があるのに前に出たがらないような生徒はクラスに一人は必ずいます。

草食系教師
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おーい!その生徒ですよ!その生徒!!

ダイヤの原石である生徒
  • 勉強はわかっているけれど発表をあまりしない
  • 少し控えめな生徒
  • 全てがそこそこの生徒

1人を変えることによる効果

クラスの核(中心)となる生徒

 クラスに影響を与える生徒1人が変われば、周りに良い影響が波及します。クラスに影響を与えるということは、周りの生徒から一目置かれる存在であるということです。

その生徒が授業をしっかり受けていれば、周りの生徒も同様に授業をしっかり受けることが多いです。また、周りの生徒もその一目置かれる存在になりたいがために、真似する傾向にあるのです。

草食系教師
草食系教師

クラスに一人は周りに一目置かれている生徒っていますよね!周りの生徒は持ち物真似したり言動真似したりしますよね!それそれ!

ダイヤの原石である生徒

 ダイヤの原石である生徒1人が変われば、同様に周りに良い影響が波及します。ダイヤの原石の生徒は前述のように少しくすぶっている生徒です。

 その生徒ができないことができるようになったり、今までしてこなかった事に挑戦したりすると、周りは「あいつにできるから私もやってみよう!」「あいつにできるのに私にできないはずがない!」と周りの生徒は感化されるでしょう。

 

教員は何をするの?

 教員は、元ヤクルトの古田やその師匠の野村のように「ささやき戦術」をします。

 基本的には個別に読んでささやきます。笑 野球わからない人例えが悪くてごめんなさい!

クラスの核(中心)となる生徒へ

 クラスの核となる生徒は注目されることが好きであることが多いので、持ち上げ戦法で「クラスのリーダー的な存在だなー。すごいなー。もっと◯◯するとみんなに注目されるんじゃないかー」などと言ってみます。

 生徒によって言葉の内容は変わりますが、私は持ち上げることが多い気がします。クラスが良くなるためなら生徒の一人や二人持ち上げますよ!

ダイヤの原石である生徒へ

 ダイヤの原石である生徒は、自分から動くことが苦手ですので、根回し戦法を使います。教員からの「挑戦してみたら」などといった働きかけに対しても「んー」との反応する生徒が多いですが、クラスメイトから言われると乗せられて挑戦することがあります。

 したがって、周りの生徒に根回しをします。面倒見が良さそうな生徒や信頼できる生徒をピックアップして「手伝ってあげて欲しい」とお願いすると、動いてくれることがあります。

 ダイヤの原石である生徒を動かすのはとても難しいですが、クラスメイトの働きかけが1つカギとなってくると思います。

お願いした生徒には必ず「ありがとう」を忘れずに!!

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】生徒一人の成長がクラス全体の成長へと変わる? 〜学級経営技〜」をお伝えしました。

 学級経営,,,って難しいですよね。全体や個人への声かけをして学級経営をするのが普通ですが、生徒一人の成長をきっかけに変わることもあります。

 学級経営は知恵の輪のようなものなのでいろんな角度からいろんなアプローチしてみましょう!何をきっかけに輪が外れて解放されるかわかりませんよ!トライアンドエラーの精神でいきましょう!

 本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけると嬉しいです。

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