こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】TED-Edを英語の授業で活用しよう 〜ICTを活用した授業〜」をお伝えします。
授業には緩急が必要です。130kmのストレートだけでは勝てません。
130kmストレートだけの授業をルーティン化するのはいいことである場合もありますが、時には90kmのスローカーブも150kmのストレートを放ることも大事です。
つまり、違うことに取り組んで新しい風を入れるのも大切だということです。
2022年、1人1台電子端末の活用や教室の大型プロジェクターやモニターの常設が当たり前になってきました。
今日はそれらを活用した授業をお伝えできればと思います。
それでは見てくださいねー!
TED-Edとは
TED-Edは、プレゼンテーション動画の無料配信サービスのTED(Technology Entertainment Design)が提供する、教育支援のためのビデオ教材です。
世界中の学習者の好奇心を刺激することを目的とした「stay curious」をスローガンに掲げ、2012年からサービスを開始しました。
決して英語学習者に特化した動画ではありませんが、日本の中学生や高校生が見て理解できる動画となっています。
それでは詳しく見ていきましょう。
動画の本数
公開されている動画は約2500本あります。
そして、その公開されている動画は短いものでは1分、短いもので10分と授業で扱いやすい長さです。そのうち約70%の1800本が6分以内の動画となっています。
動画のジャンル
動画のジャンルは大きく12ジャンルに分けられています。
さらにそれらが細分化されており、容易に自分の興味のある動画や授業で使える動画を見つけることができます。
例えば、環境問題として教科書によく出てくる「Adid Rain」や昨今問題になっている「Plastic」など、教科書によく出てくる内容の動画があります。
以下画像
TED-Edのここがすごい!
TED-Edのそれぞれの動画には、以下の画像の枠内のような3〜4つの学びを深めるツールがあります。
それではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
Watch
「Watch」では、動画を見ることができます。
Youtubeに貼ってある動画ですので、速さの変更・字幕ありなしを選択することができます。
Think
「Think」では、動画の理解度がわかる質問がいくつか出題されます。
このように、質問が出題され、回答・確認することができます。間違った場合は、動画でヒントを見ることができるように工夫されています。
Dig Deeper
「Dig Deeper」では、その名の通り深く掘り下げるためにその動画の追加情報を見ることができます。
文字で追加情報を見ることができます。ご覧のように、大学入試レベルの長文となります。
Discuss
「Discuss」では、掲示板を通してディスカッションすることができます。世界中の人の書き込みを見て、英語で自分の意見を述べることができます。そして、それに対して返事がある可能性もゼロではありません。
英語授業で活用
TED-Edは、授業の導入や単元のまとめとして使うことができます。
”英語を勉強する”ことも大事ですが、”英語で勉強する”ことも同様に大切です。本文の内容を深く掘り下げて、生徒の興味・関心を刺激する起爆剤になればと思います。
活用方法は、それぞれですが例を挙げておきます。
①Watch→Think
②Watch→Think→Discuss
③Watch→内容の確認→教員が用意した質問
ハイレベルの学校であれば①と②は可能です。
しかし、難しい場合は③の方法がいいでしょうか。その場合「動画の速度を落とす+英語字幕あり」が良いです。
私はTED-Edの動画を活用し授業をしてきました。これは成功体験ですが、授業で深く掘り下げた内容に興味を持って「もっと勉強したい」と環境に関する大学に進んだ生徒がいました。
誰かの何かに刺さればいいのがこういった活動です。全員が興味のある話題なんかありませんので、気にせず実施しましょう!
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】TED-Edを英語の授業で活用しよう 〜ICTを活用した授業〜」をお伝えしました。
1人1台電子端末があるので、紹介するだけでも興味関心に刺さる生徒がいるかもしれません。授業で使わなくとも話のネタに是非お使いください。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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