こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】出席と欠席の扱いについて 〜出席停止と忌引きの明確な基準〜」をお伝えします。
みなさん担任をしていてこのような経験はありませんか?
祖母が亡くなりまして娘を欠席させたいのですが何日休めますか?
あれ?何日でしたかね。ちょっと確認しますので折り返し電話させていただきます。。。
意外と「パッと」出てきませんよね。
保護者としてはバタバタしているので何度も学校と電話してられないでしょう。
今日は、出席停止の基準や忌引きの欠席可能日数などを載せていますので是非ご覧ください。
み!て!ねー!
出欠席の扱い
欠席
欠席は、登校しなければいけない日に学校を休むことです。
遅刻・早退
遅刻は、登校時間よりも遅く学校に来る事で、早退は、学校終了時間よりも早く帰ることです。
遅刻と早退の時間の基準は学校によって違います。
例えば、
①授業開始20分までの入室は出席扱い
②授業時間の2分の1以上を経過し入室した場合は遅刻扱い
との校則がこれまでにありました。
1時間目:8:50〜9:40
9:10以降の入室は欠席扱いになります。
登校扱いとする時間は教室入室した時間としている学校が多いでしょう。学校によってですが、遅刻生徒は職員室に寄らなければいけないとしている学校は職員室に来た時間での判断になるところがあります。
出席停止
出席停止は、児童生徒が学校に来てはいけない日のことです。
出席停止には以下のように2種類あります。
①学校保健安全法に基づく出席停止
②学校教育法に基づく出席停止
「①学校保健安全法に基づく出席停止」は感染症の伝染を防ぐための措置として多く使われます。
コロナで基準が少し変わるかね。
コロナウイルス・コロナウイルス濃厚接触者・コロナウイルス濃厚接触者の家族の場合出席停止になりますね。(2021年1月18日現在)
「②学校教育法に基づく出席停止」は、他の児童生徒の妨げになる行為と認められた場合に使われます。高校の場合、定額や退学措置をとることの方が多いでしょう。中学校ではあるのかもしれません。
忌引き
親戚に不幸があった場合、忌引き扱いになります。忌引き扱いとなる日数は親等によりますが、自治体や学校によって日数は前後します。
親等(家族や親族との間柄) | 関係性 | 忌引き日数 |
0親等 | 配偶者 | 10日程度 |
1親等 | 父母・子ども | 7日程度 |
2親等 | 祖父母・兄弟姉妹・孫 | 3日程度 |
3親等 | ひ孫・おい・めい・叔父・叔母・曽祖父・曽祖母 | 1日程度 |
家族を含めて親族との間柄のこと。
学級担任の仕事
学級担任が出欠関係で行うことは主に2つあります。
学級出席簿の記入・集計
学級担任は毎日生徒の出欠を記入します。そして、定期考査ごとや学期ごとに出席簿をもとに集計します。
これしっかり管理しないとあとで大変なことになるよね。
そうです。マメなタイプじゃないから大変。。。
基本的に学級の出席簿が基準になりますので遅刻や早退、出席停止や忌引きがある場合しっかり記入しなければ、定期考査や学期ごとに集計する時に教科の先生の出席簿と合わなくなってしまいます。
出席簿は、生徒1人ずつ週計・月計・年計を出します。エクセルやアクセスで管理している学校は担任集計は必要ありませんが、手書きの場合はとても大変な作業です。
特別事由報告書
特別事由報告書は特別理由のある生徒の報告書です。長期欠席や定期考査未受験の場合に学級担任が作成します。教務部に提出するものですが、理由によっては成績の算出方法が変わることがあります。
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】出席と欠席の扱いについて 〜出席停止と忌引きの明確な基準〜」をお伝えします。
出欠に関する基準をまとめてみました。是非参考にしてください。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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