こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】親子関係から見た保護者のタイプ 〜学級経営技〜」をお伝えします。
教員は年に何度か直接保護者に会う機会があります。
それらは学級担任にとって保護者と関係を築くのにとても大切な機会です。
十人十色だからいろんなタイプの人がいるよ!
そうなんです。今日は保護者の対応3選を中心にお伝えしますね。
今日は三者面談や保護者面談で気づいた保護者の3タイプを紹介します。
学級の保護者と会うのはいつ?
中学校や高校を想定してお話しますが、年に1〜2回程度会うことがあると思います。
極力会いたくないですね!
保護者のタイプ3選
それでは保護者の3タイプを見ていきましょう。
①支配型
子供を支配するタイプです。
「あなたはこうでしょ」「これしときなさい」など、子供に決定権がない、または意見を求めることなく全て決めてしまう保護者のことです。
事例
高校3年生の進路を決める時に行われた進路面談の時のお話です。
生徒の進路先を決めるときに
大学進学ということでお嬢さんから話を聞いているのですがお母様もご存知・ご同意いただいていますでしょうか。
娘は大学にいかず医療系の専門学校にします。
え、う、うん。。。
「あなたはここの学校に行きなさい」「あなたは◯◯だからここが合ってるわ」などと子供の意見を聞かずに進路先を決定しようとしていたことがありました。
行くのは生徒ですから、あえて私は何度も生徒に「ここで大丈夫?」と聞きましたが保護者が「ここでいいんですよ、先生」と言ってきました。さすがにこれは違うと思い、保護者に「行くのは生徒です。意見を聞きましょうよ」と言った覚えがあります。
結局その生徒は専門学校に行きましたが、高校卒業後にすぐ一人暮らしをして数年間実家に帰っていないそうです。
②放任型
何事も子ども任せの保護者です。
子どもを手伝ったり、誉めたり、叱ったりといった親からの積極的な働きかけが極端に少ない場合があります。
年に数回しか会わないので断片的にしか見ることはできていませんが、その数回で「ん?」と思うことが多々あります。
保護者が「自分で考えて行動する力を身につけてほしい」や「自立した子に育ってほしい」という意図があればいいと思うのですが、生徒が「親は自分に関心がない」「私のことなどどうでもいいんだ」などと思っている場合も少なくはありません。
親の愛情がうまく子どもに伝わっていなかったなら子どもの心は荒れてしまい、精神的に不安定で、愛情に飢えた状態に陥る危険性があります。
愛情が不足すると精神的に不安定な生徒が多い傾向にあると思います。
③過保護(過干渉)型
何事も手を貸したり、あれこれ世話をしたりするタイプです。
子どもが自力で何かをやり遂げる体験が少なくなり、自立心や自分で考えて行動する力が乏しい傾向にあると思います。
問題は過剰な世話や干渉です。心配だから毎日電話かけてくる保護者や学校の様子が気になるからと担任の先生と話をしたいと1週間に1度来校する保護者も過去にいらっしゃいました。
保護者対応はとても難しいですね!とりあえず笑顔を心がけています!
最後に
今日は「【中学校・高校】親子関係から見た保護者のタイプ 〜学級経営技〜」をお伝えしました。
保護者対応に難しさを感じている先生方もいると思います。どの言葉がふさわしいか1つずつ言葉を選んで会話をしなければいけませんしとても気を使います。
しかし、保護者と適切な関係を築くことが生徒と良い関係を築くこととつながりがありますのでおろそかにしてはいけませんよね。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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