今日は「【中学校・高校】私立学校教職員の実態 〜職員室内派閥と校内政治はある?〜」をお伝えします。
「私立の教職員ってどんな感じなんですか?」や「私立は派閥があるんですか?」と多くの質問をいただきます。
今回は「校内派閥と校内政治」についてリアルをお伝えします。
あくまでも、私が経験した3校のみの話となりますので、ご理解の上でお読みいただければと思います。
私立は専任講師(正規教員)であれば、無期雇用なので系列校がない限り転勤がないですからね!
校内派閥はある?
まず初めに、校内派閥は,,,「あります」。
職員室内に「◯◯派」「△△派」「××派」と「無所属」や「女性軍団」が必ず存在します。
それでは3つ(◯◯派・無所属・女性軍団)に分けてお伝えします。
◯◯派
◯◯派は、派閥のことです。
それぞれの派閥のリーダーは校長や教頭ではなく(そういう場合もある)、分掌部長・教科(学年)主任・強豪部活顧問・力のある先生が多い印象です。
その派閥によって、人事配置が決定されることが多いでしょう。学年・部活・分掌・特別委員会など、派閥ごとに配置されることがほとんどです。
私は1校では無所属、他2校では体育会系の派閥に所属していましたが、体育会系のグループは校内で強い力を持っています。人事配置ではとてもお世話になりました。
無所属
無所属はその名の通りどの派閥にも属さない人です。
かっこよく言えば一匹オオカミ、かっこ悪く言えば浮浪者です。メリットもデメリットもあります。
メリット
所属している派閥の顔色を伺ったり、派閥内のイベントごと(飲み会やBBQなど)に参加したりしなくても良いことです。
基本的に自由に過ごすことができます。
デメリット
メリットでは”自由”と言いましたが、捉え方によっては”不自由”です。
変な言い方をすれば守ってくれるグループ(派閥)がないので、何かで失敗した場合、次年度の人事配置に大きな影響を及ぼします。
また、横や縦のつながりが薄くなるのも人事配置に影響するかもしれません。
女性軍団
女性軍団は、その名の通り女性だけの派閥です。
男性職員が多い職場だったこともあり、女性だけのグループがありました。女性職員だけのイベントが行われていたことをよく耳にしていました。
校内政治はある?
それでは校内政治を見ていきましょう。
私立は一般企業と同じですので、校内政治は100%あります。
年功序列で中間管理職や管理職になる場合もありますが、基本的に学校法人の会長、校長や教頭など、人事権がある人に取り繕う必要があると思います。
私事になりますが、以前は出世欲があり、主任や部長になりたいと思っていました。たまたま、私が尊敬していた先生が校内で力のある先生でしたので、推薦して頂いた結果「進路指導部長」になることができました。
しかし、取り繕っていたから管理職になれたわけではなく、他の管理職が反対したら人事は決定しませんので、それまで馬車馬のように働いていた姿を評価していただいたと思っています!
誰かは頑張っている姿を見てくれています!!!
無所属でも
前述の通り、肩書きが付いた立場になる場合は、派閥に属した方が良いかもしれません。
しかし、無所属でも主任や部長以上になれないわけではありません。
いわゆる”仕事ができる”人は、周りに認められてさえいれば出世することができます。
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最後に
今日は「【中学校・高校】私立学校教職員の実態 〜職員室内派閥と校内政治はある?〜」をお伝えしました。
系列校がある私立学校は法人内で人事がありますが、ない場合は1つの学校に無期雇用です。そういった学校には「長くいる人間が偉い」という古い風潮はまだまだ残っています。
普段の業務に加え、面倒臭い校内派閥や政治を考えて立ち振る舞わなければいけない場面もあるでしょう。常勤講師や非常勤講師で専任講師を目指している方は、大きく関わってくるものだと思います。
ぜひ参考にしていただければと思います。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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