こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】ロイロノート 〜機能紹介と授業実践例〜」をお伝えします。
2021年現在、ロイロノートを導入している学校が増えつつあります。
非常に使いやすいアプリですし、授業の質向上や仕事の効率化にもつながります。
それでは画面と共に機能を見ていきましょう!
はじめに
ロイロノートは非常に優秀な授業アプル、Webサービスです。
私はこれまでに4年間、授業や職員間で使用してきました。
コロナウイルスの影響で長期の休校となりましたが、このロイロノートのおかげで生徒のケアをすることが出来たと思っています。
ロイロノートとは
授業支援クラウドサービスです。
生徒と資料のやり取りや課題の提出、意見の共有を簡単に行うことができます。また、職員会議の資料を専用フォルダに入れて共有したり、職員間の情報共有に使ったりしていました。
機能紹介
1 トップ画面
2 カメラ機能
ロイロノート上で写真を撮ることができます。教科書やプリントを画面に投影したい場合はその場で写真を撮ることができます。
3 テキスト
「テキスト」でできることは8つあります。
- 手書き記入
- キーボード入力
- 録音
- スライドに音楽挿入
- シンキングツール作成
- 生徒へ画面共有
- スライドの印刷
- PDF動画ファイルの書き出し
4 Web
Web検索をすることができます。見せたいWeb検索のページをスライドに残すことができますので、授業中にタップすればすぐにそこの画面を表示させることができます
5 地図
地図を検索することができます。
授業中に地名が出てきた時に、生徒のイメージを膨らませる視覚教材として使えます。
6 ファイル
別のクラウドや端末内のファイルを取り出すことができます。
また、保存した画像や事前に撮影したカメラロールにある画像も取り出すことができます。
7 シンキングツール
表やグラフなどを選択して使うことができます。
8 資料箱
資料箱はその名の通り、資料(ファイル)を置くことができる場所です。
フォルダ(個人のフォルダ・学校共有フォルダ・先生のみ共有フォルダ)に分けられており、用途によって使い分けます。
パソコンで作ったファイルを入れる場合はパソコン上でロイロノートにログインし、資料箱に入れる必要があります。
ただし、ファイルは全てPDF形式にして保存しなければ表示することができません。
したがって、パワーポイントのアニメーションは機能しませんのでご注意ください。
9 提出
提出箱は、ファイルを提出させる場所です。
提出箱は教員が設置しなければ生徒は提出することができないようになっています。
設置する時に「タイトル」「提出期限」を設定することができます。提出したら名前が表示されますので誰が提出したかがすぐにわかりますし確認作業の手間が省けます。
ロイロノート上で添削をして、ボタン一つで返却もしてくれます。
10 送る
送る機能は、個人・全体に資料を送ることができます。また、生徒からの資料を受け取ることもできます。
配り忘れたプリントの配布をすることもできますし、個別に質問を受ける場合などの時に使えます。チャットのような機能にもなりえます。。
授業実践例
音読提出
私は英語科でしたので音読テストの時に”テキスト”の録音機能を使います。(上記参照)
〜方法〜
1 生徒は音読スクリプトを写真機能で撮影する。(添削しやすくするため)
2 生徒はスライドに録音機能を使い録音する。
3 生徒は資料箱に提出する。
*これだけで音読テストは終了です。今まで1人ずつ行なっていたものがものの数分で終わります。
プレゼンテーション
”テキスト”機能を使い、プレゼンテーションを行なっていました。
生徒はWeb上にある画像をダウンロードしてロイロノート上に表示し、文字を入れたり、音声を挿入して独創的なプレゼンテーションのスライドを作成してプレゼンテーションを行いました。
使い方も複雑ではありませんのでデジタルネイティブの生徒の方がすぐに使い方をマスターしていました。
宿題提出
”提出”を使って、宿題を提出させることが出来ます。
従来、机間巡視をして1人ずつ確認していましたが、「次の時間までにロイロノートに宿題を提出すること」と伝えておけば生徒は期限までに提出箱に提出し、教員は画面上で確認することができます。
資料箱にプリントを保存
”資料箱”に授業で使うプリントを保存しておけば、生徒は自分でプリントを画面上に映し出して授業をすることができます。
プリントの印刷・配布の手間が省けます。また、「プリントを忘れた」という生徒がいなくなります。
授業以外の活用例
職員会議
必要な会議資料は資料箱に保存し、職員はそこから資料を取ります。印刷する手間を省くことが出来ますし、環境に優しいペーパーレス化をすることもできます。
個別対応
新型コロナウイルスや警報等で休校が続く場合、また急を要する場合はロイロノート上で個別に連絡を取ることがあります。
特に受験学年の学級担任は個別に連絡を取ることが多くなると思います。
最後に
今日は「ロイロノートの機能紹介と授業実践例」をお伝えしました。
アプリ導入の狙いは授業内容の充実と仕事の効率化だと思いますがこのアプリはその2つを叶えてくれるツールです。
少しでも皆さんの授業や仕事の効率化につながればとても嬉しいです。学校単位でどのアプリを導入するか悩んでいるICT担当教員も1度ぜひ試してみて欲しいです。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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