【中学校・高校】文化祭(学校祭)の時に学級担任が伝える5つのこと 〜生徒指導問題を無くす〜

学級経営

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】文化祭(学校祭)の時に学級担任が伝える5つのこと 〜生徒指導問題を無くす〜」をお伝えします。

文化祭や学校祭は修学旅行に次ぐ、生徒にとって最も想い出に残る学校行事の1つです。

クラスや部活で出し物を考えて出したり、模擬店を出したりと生徒が主体となって行う学校行事です。

生徒にとっては楽しいかもしれませんが、教員は割り当てられる事前準備や当日の仕事に大忙しになります。

さらに、文化祭シーズンの学級経営は一歩間違えたら学級崩壊につながるので、慎重に行う必要があります。

今日は学級担任が文化祭(学校祭)シーズンで気をつけなければいけない5つのことをお伝えします。

草食系教師
草食系教師

問題が無く無事に終わりたい!

教師の立ち位置

 まず初めに「教師の立ち位置」を見ていきましょう。

 まず念頭に置くのは文化祭は「生徒主体の学校行事」であることです。

 準備から本番まで生徒が自ら考えて行動するように促す必要があると思います。そうでなければせっかくの成長の機会が失われてしまいます。

 したがって、私は必要以上に介入しないようにしています。

 しかし、普段の学校生活と時程が違ったり、放課後に準備しなければいけなかったりとストレスを感じる生徒は多いかもしれません。

 そのストレスは問題を誘発しますので、その辺は教員がある程度レールを敷いてあげることが大切だと思っています。

草食系教師
草食系教師

そのストレスも勉強なのですが、問題の闇が深くなると収拾がつかなくなるのでレールは敷来ます!

ホームルームで伝えること

 それでは「ホームルームで伝えること」を見ていきましょう。

 学級担任が先回りして起きそうな問題を伝えておくというのが大事だと思います。

 それでは5つ見ていきましょう。

①文化祭と授業の区別をつける

 1つ目は「文化祭と授業の区別をつける」です。

 文化祭準備シーズンに入ると午前中授業で午後から準備の日があったり、文化祭前日は1日準備の時間があったりと時間割が変則的になることがあります。

 心と体が文化祭モードになっている生徒が大半なので、「授業は授業!文化祭は文化祭!ケジメつけて楽しくやろうよ」と伝えるようにしています。

 これはリーダーを育てるという観点から、ホームルームの時間に文化祭実行委員に言うように促してもいいと思います。

②掃除を徹底する

 2つ目は「掃除を徹底する」です。

 私は「教師の乱れは心の乱れ」という言葉の信者なので、整理整頓を含めて掃除を徹底するようにしています。

 文化祭期間中はクラスの出し物のために作ったものや備品を教室に置くことが多いため、教室が非常に汚くなります。

 

脱力系教師
脱力系教師

文化祭期間中は教室が汚くなっちゃうよねー。。

草食系教師
草食系教師

それを防がなければ問題が起きる可能性がありますよ!

 経験者は語ってしまいますが、教室が汚いと心が荒み、問題が起こる確率が高くなります。満塁でカウント2ストライク3ボールの次の球がストライクくらいの確率ですよ。。。笑

③全員が参加する

 3つ目は「全員が参加する」です。

 学校行事あるあるですが「準備をする人」と「準備をサボる人」が必ずいます。

 「◯◯遊んでいます。手伝いません。帰りました。」という報告が必ず来ます。

 したがって、私は誰かのために活動する利他の心が大切であることや1つのものをグループで達成することの重要性を伝えます。

 真剣モードで伝えると意外に一生懸命手伝う生徒が増えます笑

草食系教師
草食系教師

それでもサボる生徒はサボるのでね!そこはリーダーと相談しながら進めましょう!

④ケガに気をつける

 4つ目は「ケガに気をつける」です。

 作成物がある場合、ハサミやカッターなどの鋭利なものを使うことが多いと思います。「手を切った」くらいならまだいいのですが、「ふざけて転んだ先にカッターがあってお腹に刺さった」とかだと洒落にならないので必ず伝えましょう。

 「生徒を守るため」というのが第一目的ですが、事故が起きてから「なんで事前に注意しないんですか!」と保護者からクレームが来るのを防ぐためでもあります。

草食系教師
草食系教師

最近その辺うるさいですからね。「言った」という事実を作るだけでも反応が変わってきますね!

⑤人間関係の乱れに注意する

 最後は「人間関係の乱れに注意する」です。

 これです。これが最重要です。もう一度言います。これです!!!!!!

 正直、学級担任として「これだけは勘弁!」というのは人間関係の乱れです。生徒主体の学校行事の時は100%と言ってもいいくらい人間関係の乱れや変化が起きます。

 普段関わらない生徒同士が一緒に活動すると不安や不満がありますし、見えなかった部分が見えてしまうのでストレスになるのでしょう。

 従って、生徒に前もって「人間関係の乱れが起きるから注意!」と言っておくと、経験上言わない時よりは少ないと思います。毎日言うくらいでもいいと思います。

 起きたとしても「ほら、あの時、起こるから気をつけろよって言ったでしょ!」と後の指導もしやすくするためでもあります。

人間関係の問題は大きな溝になる前に教員が介入したほうがよいかもしれません。その後の学級経営にも響いてしまいます。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】文化祭(学校祭)の時に学級担任が伝える5つのこと 〜生徒指導問題を無くす〜」をお伝えしました。

 注意喚起は必要ですが、叱ってばかりいても生徒の楽しい雰囲気に水を差すだけですので、TPO考えて判断しましょう。

 これまで様々な学級担任の先生方を見て思ったことは、基本的に一緒に楽しむ姿勢があればほとんど問題は起こらないということです。教員が笑顔でいればいいのです。

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。 

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