こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】進路指導はいつから? 〜1年生の4月から実施するのがベスト〜」をお伝えします。
みなさん、進路指導はいつから始めていますか?
2年生の夏休み明けくらいかな?
それじゃあああ、遅いんだあああ!
それでは、進路指導はいつから始めるのがベストか、それに伴う理由は何かをいていきましょう!
進路指導はいつから?
進路指導はズバリ、「1年生の4月から」です。
「そんなん当たり前やろ」と言う人と「入学したての1年生に進路指導は意味ないやろ」と言う人に分かれると思います。
入学したての中高生に「さあ、卒業後どうする?」は、実は効果があるのです。
1年生の4月からする理由としては、「将来に目を向けさせるため」と「仲間を作るため」です。
それではそれぞれ見ていきましょう。
①将来に目を向けさせるため
言わずもがな、先を見るのに早すぎることはありません。大人がライフプランを立てるのも5年10年先を見据えて考えるのと同じでしょう。
3年の間に「私(僕)は何をすればいいんだろう」「将来何をしたいんだろう」と考えるきっかけになればそれだけで御の字です。
②仲間を作るため
進路活動は個人戦ではなく団体戦です。切磋琢磨できる仲間を作ることが合格するためには必ず必要になり、そのきっかけを与える(仕掛けを作る)のは教員ではないでしょうか。
進路指導をする時は、以下のような記入シートを渡して考えさせるようにします。その時に生徒は周りと相談をするでしょう。同じようなレベルの高校や大学を目指す場合、「一緒やん!!!頑張ろう!!!」と意気投合することがあるのです。
意気投合のパワーはモチベーションを維持するトリガーとなります。「あの子頑張ってるから私も頑張ろう」が伝染していくと、一人だとだらけてしまうところが友達の影響で勉強に目を向けるようになります。
実際に、難関大学合格者を輩出している高校は、1校から複数の生徒が合格している場合が多いでしょう。一方で、地方公立高校に稀にいる1人だけ東大や海外の大学に合格する生徒は、本当に意志が強い生徒だと思います。
つまり、早い段階で仲間を作ることは生徒のモチベーション維持に良い影響をもたらします。
進路指導の方法
進路指導の方法と言っても様々あるでしょう。
しかし、1つだけ言えるのはクラスの枠を超えて活動することが重要だと思います。そのためにも人数にもよりますが学年で行うことを強くオススメします。
これは上記の「仲間を作るため」に関わってきますが、クラス内の狭いコミュニティよりも学年の広いコミュニティで活動した方が仲間をさらに作りやすくなります。
生徒が少ない方が教員にとって、活動しやすいに決まっています。しかし、クラス外で切磋琢磨できる仲間を作ることも大事なのではないかと思います。
進路指導の内容
進路指導の内容は、学校のレベル、学年や時期によって異なります。
それぞれ状況が違う中で、共通して「これは効果あります!」というのをお伝えします。
それは、「進路別学習」です。希望進路ごとに生徒を振り分けて、そこで進路活動することです。
例えば、以下のように分けます。
〜中学校〜
・◯◯高校希望
・◯◯高校希望
・推薦希望
〜高校〜
・国公立大学希望
・難関私立大学希望
・私立大学希望
・専門学校希望
・医療看護希望
・就職希望
進路別学習は、1年生後半から実施していました。生徒は最初の希望からコロコロ変わるので、それに応じて活動場所の変更はOKにしていました。
進路希望調査シート
進路希望調査は以下のようなシートを使って実施していました。
シート下の方にある「相談したいこと」は個人面談で使えるようにしていました。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】進路指導はいつから? 〜1年生の4月から実施するのがベスト〜」をお伝えしました。
進路指導は「生徒が仲間を作る機会」という持っていき方もあるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてくださいませ!!!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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