こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】進路指導・キャリア教育・LHR 〜卒業生を囲む会編〜」をお伝えします。
今回紹介する卒業生を囲む会は学校によって名前が異なると思います。簡単に言えば、卒業生が在校生に先輩としてアドバイスをする会のことです。
教員から伝えるよりも卒業したOBやOGが来校して、リアルな進路決定について説明した方が在校生のイメージがつきやすいということで行なっています。
進路行事としてはとても効果のあるものだと思います。
私はこれまで担当者として5回以上携わっていましたので、運営側の視点からお伝えします。
それでは見てくださいねー!
卒業生を囲む会とは?
卒業生のOBやOGが在校生にアドバイスをしてくれる会のことです。
ここではこんな話をしてくれます。
①受験勉強のアドバイス
②学校・就職先選びのアドバイス
③現在通っている学校(勤め先)の状況
④中学校や高校でしておくべきこと など
在校生は卒業生の話を直接聞くことで、進路について具体的なイメージを膨らませ、進路意識を高めることができます。
教員側の仕事
準備
・校内用の実施計画案
・生徒・保護者向けの公文書作成
・卒業生へ連絡(基本的に卒業担任から連絡)
・卒業生へのお礼準備(昼食、図書券やQUOカードなど)
・卒業生へ実施計画送付
・在校生アンケート(学部学科・興味のある職業)
・在校生振り分け
当日
・卒業生へ挨拶(校長・実施学年主任・担当者)
・司会進行
実施方法
私が経験した実施方法は2パターンあります。
①全体で実施(在校生が少ない場合)
全体実施は、学年の生徒全員を集めることができる場所で行う方法のことです。
卒業生が登壇し、テーマに沿って1人ずつ話をしてもらうパターンか司会進行役(教員)が1人ずつにインタビューをする形式かで行っていました。
②グループで実施
グループで実施は、在校生をいくつかのグループ(教室)に分けて、卒業生がその教室に行って話をしてもらう方法のことです。
この方法では実施前に、在校生へアンケートを取ります。
アンケート内容(高校の場合)は以下のような形です。
①専門・短大・大学・就職どれか
②興味のある学部学科
③現在の志望校 など
このアンケート内容を元に、在校生のグループを決めてそこに卒業生を派遣する形になります。
生徒への効果
生徒へもたらす1番の効果はモチベーションアップです。
同じ学校に通っていた先輩の声は在校生にとって、大きいに違いありません。さらに、関わりのある先輩であれば、彼らの声は在校生の奥底に届くことでしょう
そして、その言葉がやる気スイッチをONを押すトリガーになる場合もあるのです。進路先に迷っている生徒、くすぶっている生徒にはポケモンではありませんが、「効果は抜群」です。
最後に
今日は「【中学校・高校】進路指導・キャリア教育 〜卒業生を囲む会編〜」をお伝えしました。
この活動は年間学校行事に入れてもいいくらい効果的な進路行事だと思います。さらに卒業生にとっては人前で話すチャンスですし、その先の進路活動につなげられるためWINーWINです。
ぜひご活用ください!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
コメント