こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】生徒指導において大切な二重指導とは? 〜連携指導は必須〜」をお伝えします。
生徒指導問題が起きたときは基本的に学級担任が指導をします。
しかし、教員1人だけの指導では生徒に”入らない”場合があります。その時にこの「二重指導(連携指導)がとてもとてもとても大切になってきます。
決して学級担任の指導が甘いというわけではなく、むしろ学級担任の方針に周りが肩を持って連携するということです。
二重指導?
周りと連携した指導です。それでは詳しく見ていきましょう!
✅なぜ二重指導(連携指導)が良いのか
✅教科指導と生徒指導の二重指導の方法
二重指導(連携指導)のメリット
今回のこの二重指導(連携指導)の最大のメリットは「生徒に指導を入れて理解させる」ことです。
「指導は単発より二重、三重の方が良い」という言葉があるように、生徒指導は継続的な指導が必要です。授業も1回よりは2回、3回の方が生徒の理解は深まりますよね。
しかーし、学級担任だけが何回も指導すると生徒はどんな反応をするでしょうか。
何回言うの。しつこ。
また言ってる。
生徒はこんな反応をします。
そこで他の先生と連携して指導を行うと効果があります。人間心理として何かを選択するときに1人が「こっちの方が良いよ」というより2人、それ以上が「こっちの方が良いよ」と言った方が信憑性が上がりますよね。それと同じです。
例
何か夢中なものを見つけた方が人生楽しいぞ
(そうなんだ。)
後日
何か自分が必死になれるものを見つけた方が人生楽しいんだよー
(昨日、岡田先生も言ってたなー。そうなんだー!)
こんな感じで、1人の先生が言うより2人以上の先生が言ったほうが信憑生が高まりますよね!
教科の二重指導
教科の2重指導は1教科2科目以上の授業が必要になります。
例えば、英語という教科の場合、高校2年生では「コミュニケーション英語II」と「英語表現II」の2つの科目がカリキュラムに組みこまれることが多いです。
さらに、高校の場合は、選択授業で学校設定科目があるため、1つの教科が2科目以上になる場合があります。
2科目以上ある場合は二重指導ができます。
そのためには科目担当の先生との密な連携が必要です。
進捗状況を共有して、教えている単元や内容が似ているようであれば、効率よく二重指導ができます。
コミュ英は今「不定詞」扱っていますけど、向井先生はどこらへんですか?
英表は「動名詞」です。不定詞と動名詞の違いは私も説明しますが、岡田先生からもお願いします。ちなみに、このようなプリントを使う予定です。
生徒指導の二重指導
生徒指導の二重指導は、生徒指導案件発生(再発)防止に役立ちます。
上記の「二重指導のメリット」の会話例のように、1人の指導より複数の教員からの指導の方が「これはダメな事なんだ」と生徒は理解することができます。
逆に1人の教員だけが指導をして、他の教員が指導案件を見て見ぬ振りをする場合はその1人の教員だけが悪者になってしまいます。
それがやりずらさにつながるんですよ!!!!!!!!
そして、1番怖いのはよしよし指導をする教員です。強く指導されて泣いている生徒がいる場合、「あの先生ちょっとね…」や「あなたは悪くないよ」と言った声かけは完全にアウトです。
実際によしよし指導をする先生が結構いるのであえて書いていますが、それをされると指導の意味が全くなくなってしまうので本当にやめましょう。
実際に使っている技
二重指導の大切さを感じてから学級担任として学年や教科担当者にお願いすることがあります。
例1
授業時間に「SNSに注意するように」と伝えていますので先生もSNSの使い方に関して言ってくださいよーーー!!
任せとけー!
例2
さっきの授業で佐藤さん寝ていたので注意しておきました。
ありがとうございます!次の時間私なので注視しておきます。
オススメ書籍
最後に
今日は「【中学校・高校】生徒指導において大切な二重指導とは? 〜連携指導は必須〜」をお伝えしました。
1人の教員だけでなく複数の教員で指導を行うことによって、生徒の理解はさらに深まると思っています。忙しさのあまりなかなか連携が取りづらいと思いますが報告連絡相談は欠かさずしましょう!
自分にも再度言い聞かせたいと思います。笑
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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