【中学校・高校】英語授業における文法導入の最適な方法とは 〜教員の英語使用率を上げる〜

英語授業

みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】英語授業における文法導入の最適な方法とは? 〜教員の英語使用率を上げる〜」をお伝えします。

「さあ文法導入するぞ!」という時にみなさんはどのようにしていますか?

正直、文法導入の方法…迷いませんか?私もずーーーーーっと迷っています。

しかし、ここ数年で「あ、この方法いいかもしれない!」と実践して感じたものがあったのでシェアしたいと思います。

草食系教師
草食系教師

み!て!ね!

どんな導入がいいの?

 まず「どんな導入がいいの?」をお伝えします。

 この質問の最適解は「ない」ということを前提に、「こんな方法が現代の生徒にあってるんじゃないの?」と感じた部分をお伝えします。

 私は、いざ文法を導入する時に、いきなり「今日は分詞構文を勉強するぞ。分詞構文はな…」と最初から懇切丁寧に文法の説明をするのは、生徒の思考力を奪ってしまうので良い方法だとは思いません。

 もちろん生徒実態によっては得策なのかもしれませんが、私は「教えよう教えよう」とするのでではなく、「気づかせよう気づかせよう」とすることが「導入」では大事だと思っています。

 その気づきまでのプロセスを考えるのが「教材研究」だとも思っています。

脱力系教師
脱力系教師

それが難しいんだよ!!

草食系教師
草食系教師

そうです。難しいのです。でも難しいから楽しいのです!!!

 さらに、今はYoutubeの10分の動画ですら若者にとっては「長い」と感じると言われているので、効率性・生産性・合理性に取り憑かれている中高生にとっては教え込みの長ーい説明はタイパ(タイムパフォーマンス)があまり良くないと感じるのかもしれません。

 したがって、「短い時間で気づかせる」が良い導入だと思っています。

疑問→気づき→理解

 次に「疑問→気づき→理解」をお伝えします。

 私が導入で意識しているのは「ん?」→「あ!」→「お!」です。

 生徒の疑問(引っかかること)を引き出し(ん?)・生徒が違いに気づき(あ!)・生徒が理解する(お!)が理解までの黄金の流れだと思います。

 野球に例えたらJFK(ジェフ・ウィリアムス[J]、藤川球児[F]、久保田智之[K])みたいな方程式です。

 結局のところ、自分で気づいた方が長く覚えていたり深く理解したりするのではないかと思います。

具体的な導入例

 それでは「具体的な導入例」を見ていきましょう。

 私は「気づかせる+タイパ」を意識して、「例を多く示す」が導入では生徒を惹きつける良い方法ではないかと思っています。

 もう少し具体的に言えば、例を多く示して間違い探しをするイメージです。

 以下は簡単な三人称単数の一部のスライド例です。

 このように例を多く示して「あ!(気づき)」を引き出します。そしてその後の「お!(理解)」まで持っていくには、ワークシートなどを使ってさらに多くの例を示して、他のもの(人称)と何が違うのかを考えたり、どんな時にs(es)がつくのかを考えたり、考えをペアでシェアしたり、考えを文字化したりします。

 そのワークシートもゲーム要素のある間違い探しが好ましいと思っています。s(es)がつく主語の共通点を見つけたり、sとesがつく動詞の共通点を見つけたりといった活動を行います。

 教員が「三人称の時にs(es)になるよ。三人称ってのはね…」や「sとesの違いを見極めるのはs,o,x,sh,chなんだぞー」と教えて、ひたすらドリルをする方法もあるかもしれません。

 それは教員の授業スタイルや狙いによるものだと思うので、人それぞれです。私は授業にライブ感を持たせたいので、一斉授業だからできる活動を多く取り入れるようにしているだけです。

草食系教師
草食系教師

授業のスタイルに正解はないので、目の前の生徒にあった方法を取ればいいと思うんですよ!

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】英語授業の文法導入について 〜教員の英語使用率を上げる〜」をお伝えしました。

 上記の通り、「導入はこれをしておけばOK!」みたいなものはないと思っています。1つの導入例として捉えてもらえれば幸いです。

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