みなさんこんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語科教員(教師)の必読必携英文法書7選 〜2024年最新バージョン〜」をお伝えします。
英語科教員のみなさん、英文法書は何を深く読みましたでしょうか。
中には「高校生がよく購入するEvergreen(Forest)しか読んでないぜ」という人もいるのではないでしょうか。
表面的な知識だけを教えたり、教えない授業をしたり、文法解説や読解解説をしない授業をしたりするならいいかもしれませんが、「will、be going to、現在形、be ~ing、will be ~ingの違いって何ですか?」「状態動詞はなぜ~ingにできないんですか?」「仮定法が過去形になるのはなぜですか。」みたいな質問をしてきたらどうでしょうか。
わからなかったら「わからないなー。他の先生に聞いて」とでも言うのでしょうか。
私は恥ずかしくてできません。。。。。
少し煽ってしまいましたが、備えあれば憂いなしです。知識を備えておけば突然の質問にも答えられるってことです。
知らんけど!!!
さて今回は、英語科教員が必読必携文法書を7つ紹介します。
それでは見ていきましょう!!
難しい英文法書は必要?
まず初めに「難しい英文法書は必要?」を見ていきましょう。
結論から言うと「必要」です。しかも複数冊必要です。もう一度言います。必要です。
私は以前「ネットを見れば何とかなる」「Forestを熟読したら何とかなる」と思っていました。初任くらいの自分を過去にタイムリープして殴りたいくらい恥ずかしいです。
詳しく書いているネットの記事もありますが大体が表面的で画一的なものばかりです。批判しているわけではなく、中身がないイケメンみたいなことになっているということです。見せ方はとても勉強になります!!
以下で紹介する必読必携本③以下は、中身がパンパンに詰まったブサメンみたいな存在です。
イーロンマスクくらい年収があり、マリオくらい人気があり、大谷翔平くらいスポーツができます。
綺麗にビジュアライズされた中身がないイケメンと中身がパンパンに詰まったブサメンを融合したら唯一無二だと思いませんか。
何よりも教える道がかなり増えます。
日本の田舎にある一車線の高速道路ではなくアメリカロサンゼルスにある六車線くらいある高速道路くらい道が増えます。
「どの道から行こうかな?」と目の前のレベルや生徒実態によって臨機応変に対応できるようになります。
英語科教員のための必読必携英文法書7選
それでは必読必携英文法書7選を見ていきましょう。
①真・英文法大全
最初は、スタディサプリの講師である関正生の「真・英文法大全」です。
これまでの文法書とは違い、著者のこれまでの実体験や学習経験による主観を交えて、英語の仕組み・用例を理解・納得・体得することができる一冊です。
しっかりと体系化・構造化されている本ですので、900ページありますが、スラスラ読むことができます。
高校英語と大学受験向けの本書ですが、中高教員にとっても目から鱗の内容ばかりでしょう。必読必携の書籍だと思います。
②Evergreen(Forest)
30代以降の人はほぼ全員と言っても過言ではないくらい持っていた「Forest」は第7版(7th Edition)をもって絶版となりました。
その「Forest 7th Edition」は、2017年に出版元が「いいずな書店」に変わり、『総合英語 Evergreen(エバーグリーン)』として生まれ変わりました。
これは完全に高校生向けの英文法書です。生徒に1冊持たせている学校もあるのではないでしょうか。
何が教員にとって勉強になるかというと、説明方法です。
高校生がわかる文言やイラストを使い説明しているので授業作りの参考になります。しかし、あくまでも高校生向けなのでもっと知識をつけるためには以下の本が必要になります。
③表現のための実践ロイヤル英文法
次は「表現のための実践ロイヤル英文法」です。
高校参考書の棚にあることが多いですが、しっかり読み込める高校生はそれほど多くはないのではないでしょうか。
英文法の基礎を完璧にした人が次のステップに進められるものだと思います。
現代の生きた用例文中心のわかりやすい解説ですので、読みやすいと思います。
④ロイヤル英文法
次は「ロイヤル英文法」を紹介します。
上記の「表現のための実践ロイヤル英文法」と名前は似ていますが別物です。「表現のための〜」はネイティブの持つニュアンスや表現を学べる内容で、ロイヤル英文法は学問としての英文法の勉強ができる内容です。
ロイヤル英文法は、細かい内容まで書かれているのでとても勉強になりました。
教員になってから2冊買いました! @BookOff
⑤英文法解説
5冊目は「英文法解説」です。
1つ目に紹介した「真・英文法大全」のように、筆者の思考のプロセスや勘所を探る感覚が文章に残っています。
文法を理論的・構造的に説明しているため非常に得るものが多かったです。何よりどの文章も理論的に文法を解析できるということを改めて教えてくれた本です。
⑥英文法詳解
次は「英文法詳解」です。
「英文法詳解」(1998年)は、その前身である「英文法の完全研究」(1967年)の時代から数えると半世紀あまり、絶賛され続けてきた英文法の名著です。
2022年に復刻版が登場し、私もすぐに購入しました。
私はレアケースや歴史的な用法などが他では書かれていないような内容だったので終始で驚きながら読んでいました。
⑦現代英文法講義
最後は「現代英文法講義」です。
この本のはしがきには「本書の予想する読者は、英文法を掘り下げて考えようとする高校生・大学生をはじめとして、中学・高校・大学の英語教師、英語にかかわり、または関心のある一般社会人、および研究者である」とありますが、高校生や大学生向けでは全くないです。笑
この本は英語教師や研究者向けだと思います。英語教員の私でも「あれ?わからないぞ。調べよう」という箇所があったくらい難しいです。
しかし、教員なら持っておくべき(持つだけじゃダメ!!笑)かと思っています。
内容はいいともの最終回の出演者くらい濃いです。是非お試しあれ。
最後に
今日は「【中学校・高校】英語科教員(教師)の必読必携英文法書7選 〜2024年最新バージョン〜」をお伝えしました。
学期中に通読することは忙しさを考えるとほとんど無理です。
まずは辞書的な扱いで必要文法項目だけを読んでいけたら良いと思います。私も最初はその扱いで読み始めました。
是非参考にしてください!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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