【中学校・高校】上手い授業・良い授業をするために 〜普通の教員が取り組んできたこと〜

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こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「【中学校・高校】上手い授業・良い授業をするために 〜普通の教員が取り組んできたこと〜」です。

「授業をうまく行いたい!」「生徒にもっとわかりやすく教えたい!」という欲はどの教員も持っているものだと思います。

その欲が無くなったら終わりだと思います。

しかし、勤務年数が増えると何となく他の先生に実践例を尋ねることを躊躇っていませんか?「こんなことも知らないの?」と思われるのが引き金なのか、聞くことを渋る人が多いと思います。

みなさん、「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。

私は「他の先生のすごいなあと思う部分を吸収したら最強じゃね?」と2年目くらいに思ってから多くの授業を見学し、実践してきました。ヒロアカで言うところのオールフォーワンですよ。笑

さて、今日は上手い授業をするために私がこれまで取り組んできたことをお伝えできればと思います。

草食系教師
草食系教師

私が授業が上手というわけはありませんが、かなり考えて授業をしてきました!今回は「読書」以外でお伝えしていきます!

取り組んだこと

 私が取り組んできたことは以下の3つです。

 以下の方法が、授業者が最も力をつけることのできる過程であるとは思いません。しかし、引き出しを増やすことは確実にできますし、見える範囲は広くなるでしょう。

取り組んできたこと
  • 授業見学を繰り返す(自教科・他教科)
  • 授業を見学してもらう
  • 実際に授業をする・試す・マネる

 それではそれぞれ見ていきましょう。

①授業見学を繰り返す(自教科・他教科)

 まず初めは「授業見学を繰り返す(自教科・他教科)」です。

 私はこれまで多くの授業(200人以上)を見学させてもらってきました。

 授業見学をしていると、教科問わず「あ、こんな授業をしたい!」と感じる先生に必ず出会います。それは自分の理想に近い授業だと思いますので、自分の上位互換であるその先生の授業を定期的に見学することをオススメします。

 私が授業見学の時に見ていたポイントは以下の7つです。

  1. 発問・指示
  2. 教材
  3. 活動
  4. 生徒との関係性
  5. 説明
  6. 授業で生徒の知識技能が身についたか
  7. 時間の使い方

 正直のところ、1時間でこれらを全て考えながら見学するのはしんどいので、見学時間に見学者がその時に気になっていること(説明と活動の割合、リズムやテンポなど)を重点的に見ていけば良いと思います。

私は作られた授業ではなく普段の授業を見たいので、直前にお願いすることが多かったです!これは迷惑に思う先生方もいるので気をつけましょう!

②授業見学してもらう

 2つ目は、「授業見学をしてもらう」です。

 お願いする場面もありますが、授業見学をしたら授業を見にきてもらえることが多いと思います。

 アドバイスして欲しい先生にはお願いするのもありです。

 授業見学をしてもらったら、すぐに感謝を伝え講評をいただきましょう。何が良くて何がダメなのか、具体的に根掘り葉掘り聞いちゃいましょう。

③実際に授業をする・試す・マネる

 最後は「実際に授業をする・試す・マネる」です。

 授業見学をした気づきや学び、授業見学してもらっていただいたアドバイスを参考に、実際に実践します。

 その後はPDCAです。

 そのPDCAの時にマネた先生のところに相談に行くのもありだと思います。

 授業なんて最初はマネでいいんです。最初から完璧な授業ができる人なんていません!

 真似をしていくうちに、徐々に自分のスタイルが出来上がってきます。

 いろんなスタイルを試して、自分に合っている合っていないや生徒に入っている入っていないに少し気付くようになります。

 それは1年や2年でわかるものではありません。1万時間の法則(ある分野のエキスパートになるには1万時間の練習・努力・勉強が必要だという理論)のように、そのくらいの時間は確実にかかると思います。

私が思う「良い授業」の共通点

 私は前述の通り、多くの授業見学をしてきました。

 「良い授業」の定義は人それぞれなのを承知の上で、私が思う「良い授業」の共通点をお伝えします。それと同時に、私が心がけていることになります。

  • リズム
  • テンポ
  • 伝える(教える)より気付かせる(帰納法)
  • 1授業に4技能を入れる(英語の場合)
  • 適度な雑談
  • 簡潔明瞭
  • 視覚教材
  • 説明はPREP
  • 抑揚(声・授業)
  • 声の大きさ

 以上になります。

 私がこれだけのことを全て授業中に考えながらできているとは思いません。

 毎日が反省と改善です。1万時間以上授業をしている私も「これだ!」という授業スタイルはありません。むしろ確立した授業スタイルを持っていてはいけないと思っています。

 時代が変われば生徒の質が変わり、クラスが変われば雰囲気が違い、学校が変われば生徒層が大きく変わります。さらに、1人1台タブレットの導入やスクリーン・プロジェクターの導入で授業方法が大きく変わってきています。

 確立した授業スタイルで貫くことは変化する時代に対応できなくなり、「古い教員」と揶揄されるかもしれません。私はあらゆる変化に柔軟に対応できる教員になりたいものです。

 今回紹介した「良い授業の共通点」は教員が授業を教える限り、心がける必要が多少なりともある事柄ばかりだと思います。

オススメ書籍

最後に

 今日は「【中学校・高校】上手い授業・良い授業をするために 〜普通の教員が取り組んできたこと〜」をお伝えしました。

 自戒の念を込めてあえて文字化してみました。

 若手も中堅もベテランもプライドなんか捨てて自分を磨きましょうよ!

 本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

 

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