みなさんこんにちは、草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語授業でのディクテーション練習 〜アニメは最高の教材〜」をお伝えします。
英語の授業では4技能5領域(「聞く」「読む」「書く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」)の育成が求められるようになりました。
そのため、小学校で英語が教科化され、中学校では学習内容が増えました。さらに、高校ではカリキュラムが変わり、中学校同様に内容の大幅な増加となりました。
さて今日は、4技能5領域の中の「聞く」に焦点を当てていきたいと思います。そして、「聞く」の練習方法が様々ある中で、少し変わった「ディクテーション」の方法をお伝えできればと思います。
アニメを使ったディクテーションですよ!
ディクテーションとは?
「ディクテーション(Dictation)」は、聞いた英語を一語一句書き取る練習方法のことです。
その書き取る方法は2つあります。
①穴埋め式
穴埋め式は、文章中の抜けている部分だけを聞き取って書き取る方法です。取り組みやすい方法ではありますが、抜けている部分だけに集中してしまうのが難点です。
②全文式
全文式は、聞いた英文を全て書き取る方法です。一度で聞き取れる生徒は少ないので、何度も音声を使いましょう。
私は全文式のディクテーションをする時は、英語特有の音のつながりを教えています。詳しくは下の記事をご覧ください。
スピードを変えられる教材を使うとGOOD!
アニメを使ったディクテーション
ディクテーションの教材を選択する時は、教科書やワークブックがほとんどでしょう。
もちろん教科書やワークブックが最適な教材であるのは承知の上ですが、生徒が興味のある教材を使うと目の色が変わって怠学傾向のある生徒も取り組むことがあります。
私は、体育の後の6時間目や梅雨時期の1時間目など、あまり良くない環境の時にすることが多いです。
そこで、おすすめの教材が英語版のアニメです。
実はYouTubeにアニメの英語版がたくさんあります。英語の音声もあれば、丁寧に英語字幕をつけてくれているものまで多種多様です。YouTubeが使えない学校は、アニメの映画版が発売されているのでそれを使うと良いでしょう。(以下掲載あり)
教材研究の方法
上記の穴埋め式か全文式のどちらがのプリントを作成するだけです。
しかし、何度も繰り返す必要があるので、区切るところに「◯分◯秒」とメモ書きしておくと、段取りよく授業を進めることができます。
また、繰り返し過ぎるといわゆるできる生徒が飽きてしまうので、クラスの真ん中あたりの生徒をターゲット生徒にしてその生徒ができたら終了としたり、事前に「5回!」と回数を決めたりするとスムーズに進行することができます。
スクリプトの作成は少し時間がかかるかもしれませんが、youtubeには字幕機能がついているのでそれを打ち込むだけで完了しますよー!
オススメのアニメ
オススメのアニメは、以下の3つになります。
①ドラえもん
ドラえもんの英語版には最優秀賞をあげたいくらいです。笑
そんなに難しい単語を使っていませんし、話しているスピードも極端に速くないので扱いやすいと思います。
1番最初にドラえもんを扱うときにおすすめの使い方は、主要メンバーの名前です。ドラえもん、のび太、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの名前が日本語と違うのでギャップを知るのも楽しいと思います。
参考までにYouTubeを貼っておきます。
②ちびまる子ちゃん
ドラえもんに比べると、少し話すスピードが速いのと単語が難しいかもしれません。
しかし、ほのぼのとした雰囲気はクラスの雰囲気を変えてくれますよ!
同様に、YouTubeを載せておきますね。
③鬼滅の刃
人気の鬼滅の刃の英語バージョンです。
少し専門用が入っているのと過激なシーンが気になりますが、優しめの英語ですので使えますし、1番興味を持つかもしれません。
DVD教材
最後に
今日は「【中学校・高校】英語授業でのディクテーション練習 〜アニメは最高の教材〜」をお伝えしました。
生徒が興味を持つ教材を準備するのはとても大変です。ぜひこれらを参考にしてみてください。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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