みなさんこんにちは。草食系高校教師です。
今日は「【中学校・高校】英語リーディングの指導方法 (英文の区切り) 〜英検・受験指導に活用〜」をお伝えします。
「単語はわかるんですけど、長文が読めないです。」
こんな生徒、皆さんの周りにもいますよね!!
今回はそのような生徒の悩みを解決することを前提に、英語の区切り=スラッシュリーディングの指導方法をお伝えします。
文法指導は得意でも、「リーディングの授業はなんだかなあ」と思っている先生方、ぜひご覧ください!

英語を区切る場所は、教える人によって様々ですが私はシンプルに、5つに分けています。
英文を区切る理由
英語の長文読解を苦手としている生徒は、単語1つずつを見ていることが多いです。
英語を区切る=スラッシュリーディングをすることで、英文を小さな固まりに細分化することができるようになり、読みやすさが格段にアップします。
いくら文章が長くても、数語の固まりが並んでいるだけです。
適切な区切りをステップアップさせて練習していけば、直読直解方式につながっていきます。

それでは、具体的な区切り方を見ていきましょう!
英文の区切り方
ここでは、「具体的な英文を区切る方法」と「基本的な英語の語順」を見ていきましょう。
具体的な英文を区切る方法
英文の区切り方は5つあります。
- 動詞の前後
- 前置詞の前
- コンマの後
- 接続詞の前
- 関係詞の前
本や他のサイトには、動名詞の前、過去分詞の前などと書かれている場合もありますが、この5つで十分だと思っています。
特に、「不定詞の前は絶対区切ること」と教える先生が散見されますが、不定詞のtoは元々前置詞ですので、「前置詞の前」で統一すればOKです。
そして、1つ目の動詞の前後は、関係代名詞などが使われている長い主語の場合に使われます。
基本的な英語の語順
基本的な英語の語順は以下になります。
誰が/誰は→どうする→何を/何に→どのように→どこ→いつ→なぜ
英文の核となるのは紛れもなく「どうする=動詞」の部分です。
動詞を見つけたら、自動詞・他動詞によりますが、必ず「何を/何に」が入ります。そしてその後ろは、修飾語という流れです。(SVOCは除く)
「どのように→どこ→いつ」や名詞が修飾される部分はよく前置詞で始まるので、それを知っていれば、自ずと小さな固まりになっていきます。
極端に言えば、「動詞の前後」と「前置詞の前」で区切るを実践していけば、読みやすくなっていきます。

私は「動詞を見つけないとどうしようもないぞー」とギャグを言ってました。笑
オススメ教材
最後に
今日は「【中学校・高校】英語リーディングの指導方法 (英文の区切り) 〜英検・受験指導に活用〜」をお伝えしました。
英文の区切りは5つでOKです。
複雑に10個程度並べても覚えられないですし、それに気を取られて本来の目的を忘れてしまう生徒もいます。
スラッシュリーディングはあくまでも、直読直解方式に向けた練習です。
人生初の登山がエベレストという方はいませんので、まずは小さな山から練習です。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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