こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「TESOLを活かした中学・高校の英語授業」をお伝えします。
私は大学時代、留学先でTESOL資格取得のための授業を受けていました。しかし、当時日本ではさほどTESOLの知名度がありませんでしたので、そこまで重要だと思わずサボり気味でした。
修了証をもらうまでたどり着くことができませんでした。笑 しかし、そこでの教えが今かなり役に立っていますのでお伝えします。

TESOLあんまり馴染みがありませんよね。
TESOL(ティーソル・テソル)とは
TESOLは「Teaching English to Speakers of Other Languages」の略語です。英語を母国語としない人に向けて、英語を教える「教授法」を専門的に学ぶ学問分野のことです。
資格ではなく、一定の時間を勉強するともらえる修了証のことです。最近はオンラインで取得可能になっています。
私が受けたアメリカでのTESOL授業
私は1年間アメリカに留学をしていました。1年間のうち半分は現地の語学学校に通い、半分は提携している大学に通っていました。そこで受講していたTESOLの授業についてお伝えします。
私が通っていた大学はクォーター制(4学期制)でしたので、約3ヶ月間(1クォーター)の受講でした。以下が講義内容ですが模擬授業が多く、提携している語学学校の夜間コースで実際に授業を行なっていました。それが嫌でしたね。。。笑
TESOLの授業で学んだ事
アウトプットを重視した授業を行う
海外の語学学校ではインプットよりもアウトプットの授業が多く、コミュニケーションを重視した授業が主流でした。日本の教員のように説明をだらだらするのではなく、ひたすら生徒一人一人に活動させるスタイルです。文法や英作文の授業でも、生徒はとにかく問題を解いたり、エッセイを書きまくったりしていました。
TESOLの授業でもアウトプットをさせる授業スタイルが多く、説明の方法よりもどのような活動が第二言語学習者に有効かを考えることが多かったです。学んだこととしては、「習うより慣れろ」スタイルも良いということです。
簡単な言葉で授業を行う
「第二言語学習には小学生に話すような英語を使え」とTESOLの授業で習いました。どこの国の小学生を対象としたものかいまいちわかりませんでしたが、「簡単な言葉で教えろ」という事でしょう。
2021年度から中学校で新学習指導要領が全面実施されますが、変更点の中に「授業は外国語で行う事を基本とする」とあります。
高校ではすでに導入済みですので、私は基本的に英語で授業を行なっています。正直、学校のレベルや生徒の実態によっては全く英語を理解できない生徒が多数いますが、ゆっくりと簡単な言葉で言うと聞こうとはします。
最後に
今日は「TESOLを活かした中学・高校の英語授業」をお伝えしました。アウトプット重視のコミュニカティブな授業が英語習得のためには良い方法なのかもしれません。
私の現在の授業はこれがベースになっています。皆さんの何かの気づきになればと思います。
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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