こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「英語授業で使えるアクティビティPart17」をお伝えします、
中高生が苦手な英語の単元と言えば、「準動詞」に間違いありません。全国模試の成績やこれまで勤めていた学校の成績を見る限り、「準動詞」でつまずく生徒が多いことは明らかです。模試や受験では頻出な重要単元ですので、教員として、この単元はインプットとアウトプットを繰り返して習得してもらいたいところですよね。
そこで今日は、「準動詞」の中でも、不定詞(副詞的用法)に焦点を当ててアクティビティを紹介したいと思います。盛り上がること間違いなしの楽しい活動ですよ!

不定詞(副詞的用法)を使った「カルタゲーム」と、それを使った「いつどこで誰が何をゲーム」を紹介します。
準動詞とは
準動詞は、動詞ではあり、名詞・形容詞・副詞などとして使えるもののことを言います。つまり、準動詞は「不定詞」「動名詞」「分詞」の3つのことを指します。
活動の基本情報
対象学年:中2(不定詞(副詞的用法)を習う学年)
対象人数:2人以上(基本的にはペア活動)
所要時間:20分
準備物 :カルタカード・ストップウォッチ(スクリーンなどに投映できるものがあればなお良いです)
カルタカードについて
カルタカードは各ペア(グループ)2種類20枚を配布します。1種類目が不定詞までの文(以下図の緑色)と2種類目が不定詞を使った文(以下図の赤色)を分けて別々の束でペアに渡すようにします。左上の数字はポイントを表していますので、難しい問題には高得点をつけてもいいと思います。

活動概要
カルタゲーム
それぞれのペア(グループ)にカルタカード(各グループ2種類20枚、2束に分けられている)を配ります。生徒はそれを机に表向きで並べ、教員が読んだ文をカルタの要領で取っていきます。読み上げて取るだけではリスニングの練習だけになってしまいますので、問題ごとに簡単に意味を確認していきます。
いつどこで誰が何をゲーム
まず、カルタカードを束ごとに机の中央に並べます。カードの順番はランダムにするように伝えてください。生徒は交互にそれぞれの束の上からめくっていきます。そうすると「不定詞までの文」と「不定詞を使った文」をつなげて、文ができると思います。その文をワークシートに記入し、意味を考えるように伝えます。
生徒へのルール説明
カルタゲーム
・ペアで隣同士で机をくっつける
・カルタカードを束ごとに別々の机に広げてランダムで並べる
・教員が読んだ文のカルタを早い者勝ちで取る
・爪による怪我は気をつける
・取ったカルタに書かれてある左上の数字を足した数字が獲得ポイント
いつどこで誰が何をゲーム
・ペアで隣同士で机をくっつける(カルタゲームのまま)
・カルタカードを束ごとに机の中央に並べます(上からめくれるようにカードを重ねる)
・交互に1枚ずつめくる
・文をつなげてワークシートに記入し、意味を書く
簡易版指導案(1時間分)
時間 | 教員の活動 | 生徒の活動 |
3分 | 挨拶・ウォームアップ | 挨拶をする |
10分 | 不定詞(副詞的用法)の導入と説明 | 話を聞く・メモを取る |
2分 | 活動の説明 | 話を聞く |
25分 | カルタゲームといつどこで誰が何をゲーム | 活動する |
8分 | 活動の確認 | いつどこで誰が何をゲームでできた文を発表する |
2分 | まとめ・挨拶 | 話を聞く・挨拶をする |
最後に
今日は「英語授業で使えるアクティビティPart17」をお伝えしました。準動詞の中の1つ、不定詞(副詞的用法)を使った「カルタゲーム」と「いつどこで誰が何をゲーム」の紹介でした。中学校2年生で習う不定詞は基本的な使い方が3つありますので、混乱する生徒が多いと思います。
その中でも、1番理解しやすい副詞的用法(〜するために)を確実に生徒に理解してもらいたいところですよね。机上での活動だけでなく、体を動かして口を動かして行った活動の方が生徒の記憶に残るものですよね。
本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。

1つの準備で2つ活動できるのはいいね。

簡単な準備で、生徒がその単元を理解できそうな内容の活動がもっとあればいいですよね。
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