こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「1人の変化がクラスの変化へ 〜学級経営技〜」をお伝えします。
みなさん、学級経営をする時にクラス全体を成長させようと必死になってはいないでしょうか。教員であれば誰もがそう必死になるのは当然ですし、私も長年そうしてきました。もちろん今もその考えは変わっていません。
しかし、実は1人を指導すると波及効果でクラス全体が変わることがあります。

1人の変化がクラスの変化へとなることがあります。それでは見ていきましょう。
”1人”はどのように選ぶの?
私は選び方は2パターンあると思っています。
1人は「クラスの核(中心)となる生徒」です。つまり、クラスメイトに影響を与える生徒です。
もう1人は、「ダイヤの原石である生徒」です。つまり、少しのヒントで飛躍的に成長しそうな生徒です。
1人を変えることによる効果
クラスの核(中心)となる生徒
クラスに影響を与える生徒1人が変われば、周りに良い影響が波及します。クラスに影響を与えるということは、周りの生徒から一目置かれる存在であるということです。
その生徒が授業をしっかり受けていれば、周りの生徒も同様に授業をしっかり受けることが多いです。周りの生徒もその一目置かれる存在になりたいがために、真似する傾向にあるためです。
ダイヤの原石である生徒
ダイヤの原石である生徒1人が変われば、周りに良い影響が波及します。ダイヤの原石の生徒は上記のように少しくすぶっている生徒です。その生徒ができないことができるようになったり、今までしてこなかった事に挑戦したりすると、周りは「あいつにできるから私もやってみよう」「あいつにできるのに私にできないはずがない」と周りの生徒は感化されます。
教員は何をするの?
教員は、元ヤクルトの古田やその師匠の野村のように「ささやき戦術」をします。基本的には個別に読んでささやきます。笑
クラスの核(中心)となる生徒へ
クラスの核となる生徒は注目されることが好きであることが多いので、持ち上げ戦法で「クラスのリーダー的な存在だなー。すごいなー。もっと◯◯するとみんなに注目されるんじゃないかー」、生徒によって言葉の内容は変わりますが、私は持ち上げることが多い気がします。
ダイヤの原石である生徒へ
ダイヤの原石である生徒は、自分から動くことが苦手ですので、根回し戦法を使います。教員からの「挑戦してみたら」などといった働きかけに対しても「んー。」との反応する生徒が多いですが、クラスメイトから言われると乗せられて挑戦することがあります。
したがって、周りの生徒に根回しをします。面倒見が良さそうな生徒や信頼できる生徒をピックアップして「手伝ってあげて欲しい」とお願いすると、動いてくれることがあります。ダイヤの原石である生徒を動かすのはとても難しいですが、クラスメイトの働きかけが1つカギとなってくると思います。
最後に
今日は「1人の変化がクラスの変化へ 〜学級経営技〜」をお伝えしました。「”1人”はどのように選ぶの?」「1人を変えることによる効果」「教員は何をするの」の3つのカテゴリーの内容でした。
学級全体指導が苦手な先生やうまくいかない先生は私を含めてたくさんいます。意図的に方向転換して1人を指導してみるのも全体指導の1つになることもあります。トライアンドエラーでいきましょう!
本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけると嬉しいです。

良い影響が波及されれば良いけど、悪い影響を与えることもあるよね。

特に、中心となる生徒が素行不良等であれば悪い影響がクラス全体に与えることもありますよね。
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