こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「英語授業で使えるアクティビティPart13」をお伝えします。
英語で相手に何かを伝えることは生徒にとって、そして英語学習者の大人を除いて非常に難しいことです。しかし、英語は言語ですので、コミュニケーションを取る1つの手段で、今日は相手に何かを伝える時に使える「伝達ゲーム」をお伝えします。

文法関係なし、文にしなくても良い、「相手に伝える」ことが目的の楽しいゲームです。
伝達ゲームのヒントとなったもの
このゲームのヒントとなったものが、テレビ番組の「世界の果てまでイッテQ」の1つのコーナーである「出川イングリッシュ」です。内容としては、芸人の出川が海外(英語圏)に行き、地図も何もない状況で数個のミッション(◯◯へ行き、◯◯を購入すること など)をクリアしていく内容ですが、その場所がどこにあるのか、又はどのように行くかがわからないため、英語で周囲の人に聞かなければいけません。出川はほとんど英語を話すことができませんが、カタコトの英語とジェスチャーでミッションをクリアしていきます。
とても面白いですが、積極的に話しかけることやカタコトでも何とか伝えようとする姿勢はとても勉強になりますし、日本人が見習わなければいけないところでもあるように思います。生徒にも恥ずかしがらずに取り組んで欲しいと思い、今回のアクティビティを考えました。
基本情報
対象学年:どの学年でも可能ですが、ある程度の語彙力が必要
対象人数:何人でも可能(5人程度のグループワーク)
所要時間:生徒数にもよりますが、1グループ5人で1回2分程度
準備物 :単語カード(30単語ほど)・タイマー(スクリーンに映し出せるものがあればさらに良い)
生徒へのルール説明
・5人程度のグループを作成する。
・グループ人数より1人少ない数の椅子を横に並べる。(以下の図1参照)
・1人が出題者でその他が回答者となり、ローテーションをする。
・単語カードを机上に置き、出題者が1枚めくって、回答者に英語のみで伝える。(その単語の名前を言うこ
ととジェスチャーをすることは禁止)
・1分間(2分間)でどのくらい答えられるかをグループで競う。
図1

進行方法
各グループ同時進行と1グループずつ進行する2つの方法がありますのでそれらをお伝えします。
各グループ同時進行
① 図1のように机と椅子の配置を変える。
② グループ内で順番を決める。
③ 各グループにカードを配る。
④ ルールを説明する。(ジェスチャーが禁止であることを強調する)
⑤ ゲームを開始する。
1グループずつ進行
① 図1のように机と椅子の配置を変える。(教卓の前に1箇所だけ)
② グループの順番を決める。その後、グループ内で順番を決める。
③ ルールを説明する。(ジェスチャーが禁止であることを強調する)
④ 1番のグループからゲームを開始する。
単語カード例
学年によって語彙力に差があるため、単語は何でも構いません。さらに、品詞もなんでも構わないでしょう。私が使ったことのある単語を載せておきます。意外と形容詞はジェスチャーを使えないため難しいです。
この活動のポイント
この活動のポイントは「相手に伝える」ことです。したがって、文法は気にしませんし、出川イングリッシュのように単語だけ発しても良いことにしています。まずは、英語を伝える楽しさを知ってもらうための活動ですし、伝わったら生徒は自信になります。英語で何かを伝える活動のはじめの一歩と思っていただければと思います。
例

book! word!word! big book!

dictionary!
最後に
今日は「英語授業で使えるアクティビティPart13」をお伝えしました。英語を使って相手に何かを伝えるための初めの一歩です。文法間違ったら恥ずかしいとか伝わらなかったら恥ずかしいと思っている生徒はたくさんいますので、それを払拭するために少しでも自信を持たせることが大切だと思っています。ぜひご活用ください。
本日は以上です。ありがとうございました。

楽しそうなゲームだね

盛り上がりますし、とても楽しいゲームです!ぜひトライしてください。
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