【中学校・高校】不登校生徒の対応方法

ブログ

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「不登校生徒の対応方法」をお伝えします。

皆さんの学校にも不登校の生徒が学校に1人、または学年に1人以上はいるのではないでしょうか。

脱力系教師
脱力系教師

不登校の生徒はやっぱりいるね。

草食系教師
草食系教師

増加傾向にあります!

今日は「不登校生徒の推移」・「不登校理由」・「対応方法」・「対応するときに気をつけること」・「学級担任の働きかけ方」の5つのカテゴリーをお伝えします。

不登校生徒の推移

 10年間教員をしている私は、不登校の生徒が年々増えていると思っていますが実際に統計ではどうなっているのでしょうか。

 以下は過去3年分の文部科学省による不登校生徒数の統計結果です。

平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要を参考に作成https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000021332.pdf#search=’文科省+不登校生徒+推移’

 群を抜いて中学校の不登校生徒が多いのが分かります。さらに、2018年から全体的に右肩あがりになっています。

草食系教師
草食系教師

統計的に見ても増えているんです!

不登校理由

 生徒が抱える不登校の理由は本当に様々です。

 平成30年度の小・中学校における不登校理由上位3つをお伝えします。
 *高校は見当たりませんでした

小学校

1位 55.5% 家庭にかかる状況

2位 21.7% いじめを除く友人関係をめぐる問題

3位 15.2% 学業の不振

中学校

1位 30.9% 家庭にかかる状況

2位 30.1% いじめを除く友人関係をめぐる問題

3位 24.0% 学業の不振

平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要を参考に作成https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000021332.pdf#search=’文科省+不登校生徒+推移’

 この統計はおそらく学校側が理由を公立学校であれば教育委員会、私立学校は学事課に提出したものです。「家庭事情によるもの」と記載して提出することが多いですが実際のところは2位である「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が大半でしょう。さらに、いじめを除くのではなく含んでいる場合も多々あります。

不登校の定義

 文部科学省の不登校の定義は「年間30日以上欠席。しかし、病気や経済的な理由によるものを除く」といった内容のものです。

 これは年間の総欠席を基準にしていますが実際に学校現場が不登校対応するのは年度中です。

 学級担任をしているクラスに連続した欠席や断続的に欠席する生徒がいた場合、明確な事情がある場合を除き、みなさんは「不登校の傾向があるんじゃないか」と思いませんか。

 そのように思い、対応が始まった時点で「不登校」となると思います。

対応方法

 生徒それぞれが抱える事情により対応方法が変わりますので、基本的な対応方法をお伝えしようと思います。

草食系教師
草食系教師

上記のように「不登校傾向があるんじゃないか」と思った時点からスタートすることにします!

 

対応方法
  • STEP1
    学年主任に相談
  • STEP2
    生徒面談
  • STEP3
    保護者連絡
  • STEP4
    不登校が継続しそうであれば(養護教諭・教育相談委員会・特別支援コーディネーター・生徒指導部長等)

 解決できないようであれば、この4STEPを繰り返し行います。

 直接対応するのは基本的に学級担任です。不登校になる生徒には必ずきっかけがありますので、そのきっかけを知ることから始まります。

 直接、生徒から話を聞ければ良いですが、聞くことができない場合は保護者やクラスメイトから話を聞くしかありません。

 上記の不登校理由1位の「家庭にかかる状況」の対処は学校側が介入するのは難しいですが、2位の「いじめを除く友人関係をめぐる問題」と3位の「学業の不振」であれば対処可能な範囲です。

 まずは状況を確認して、関係各所と報告連絡相談しながら対策を練りましょう。

草食系教師
草食系教師

重要なのは報告・連絡・相談です!

対応するときに気をつけること

保護者との連携

 不登校生徒対応の1番のカギは保護者です。不登校の理由が何であっても保護者の協力がなければ不登校生徒の改善はできません。(保護者が故意に学校に行かせない場合は除く)

 保護者は子供が「不登校になった」ことに関して、少なからず学校へ不信感を抱いているでしょう。その不信感を払拭するためにも学級担任の保護者への働きかけが大切です。

 そうしなければ保護者は協力してくれません。

 最終的に、不登校生徒が登校できるようになることが1番良い着地点だとは思いますが、思い通りにならない場合の方が圧倒的に多いです。

 その場合、働きかけ方によって保護者は以下の二手に分かれます。

A:クレームをつける

 学級担任・学年・学校として、不登校生や保護者への働きかけ方が不適切だった場合はクレームをつけられる場合があります。学校への不信感が増幅してしまったということになります。
B:感謝を伝える

 学級担任・学年・学校として、不登校生や保護者への働きかけ方が適切だった場合は感謝を言われる場合があります。学級担任・学年・学校がどれだけその生徒に向き合って行動したかが大切です。例え不登校が改善されなくても、「学校はこんなに真剣に対応してくれた」と思わせることがとにかく重要です。

登校刺激

 放っておいては何も改善しないため、不登校生徒に登校刺激を与える必要があります。

 しかし、この登校刺激の与え方や頻度が難しいです。

 電話・家庭訪問・手紙など様々な方法がありますが、直接話すことが嫌な生徒もいますし、手紙だと距離を感じてしまう生徒もいるでしょう。

 また、頻度も気をつけなければいけません。登校刺激を与えすぎては逆効果になりますし、与えなさすぎもさらに学校から離れてしまうことにつながります。

 私は、それとなく保護者に聞いてみます。「電話嫌がってませんか?」「毎日連絡するのは負担になりますか?」などです。保護者に「私は生徒のことを真剣に考えています」ということも伝えられることができるのでおすすめです。

学級担任の働きかけ方

 上記の保護者連絡と不登校生徒の登校刺激も学級担任の働きかけに当たりますが、第3者からの刺激も大切だと思っています。

 そこで私がする1つの技が、クラスメイトへの根回しです。(リスクあり)

 生徒に差をつけるわけではありませんが、学級担任がクラス内で信頼できる生徒がいるはずです。または、不登校生徒と繋がりのある生徒がいるでしょう。

 その生徒に「可能なら」というニュアンスを強く出して「連絡取ることできる?」「もしできたら連絡取って欲しい」と話をします。その時に「担任に言われたから連絡取った」と言わないで欲しいとも伝えます。

 そして、不登校生徒が久しぶりに登校できる時が勝負です。1人で教室に行くことができない場合は、これも事前に他の生徒に根回しをして迎えに来るようにお願いします。

この方法は賛否があると思います。リスクがあると思いますのでご注意ください。

最後に

 今日は「不登校生徒の対応方法」をお伝えしました。今日は「不登校生徒の推移」・「不登校理由」・「対応方法」・「対応するときに気をつけること」・「学級担任の働きかけ方」の5つのカテゴリーをお伝えしました。不登校生徒は年々増えています。理由は様々ですが、学級担任・学年・学校の働きかけで、登校できるようになる生徒が1人でも増えたらと思っています。

 ぜひ参考にしていただければと思います。本日は以上です。ありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました