【中学校・高校】英語授業で使える洋楽① 〜文法項目別(現在完了・関係代名詞・動名詞など)〜

英語授業

こんにちは、草食系高校教師です。

今日は「英語授業で使える洋楽 〜文法項目別〜」をお伝えします。

昨日更新した記事に授業のウォームアップの一環としての洋楽を紹介しましたが、ウォームアップでも使え、さらに展開でも使える文法別の洋楽を紹介します。

「授業で洋楽を使ってみようかな」と思う英語科の先生は多くいると思いますが「何を使っていいかわかない」や「目的の文法を使った洋楽を探すのがしんどい」という理由であきらめたことはないでしょうか。

今日は文法ごとに洋楽をまとめていますので是非ご活用いただければと思います。

草食系教師
草食系教師

ぜひウォーミングアップやリスニング練習にお使いください!

洋楽はどのように使う?

ウォームアップ

 授業で使えるウォームアップをお伝えしましたが、授業の冒頭で使えます。詳しくは以下をご覧ください。

文法説明

 教科書に載っているような例文より今まさに聞いた音楽の歌詞を使った文法の方が生徒は興味を持ちます。

 その文を使って、導入や展開、復習につなげていけば、いつもより生徒の記憶に残る授業ができるのはないでしょうか。

読解

 文法だけでなく、読解にも使えます。

 長文読解の要領で、歌詞を読解していくと生徒は結構興味を持ちます。私はこれを利用して、「好きな洋楽を一曲選んで訳してみよう」と活動したことがあります。

歌詞なのできちんとした文法を使っていない箇所もあるので注意が必要。

リスニング練習

 穴埋めプリントを作成し、聞こえた単語やフレーズを生徒はディクテーションします。私は穴埋めの箇所を作るときに、注意していることが3つあります。

  1. 授業で扱っている文法箇所に空欄を作ることです。その後の授業をスムーズに進めるためです。
  2. 聞き取りにくい、リンキング(リエゾン)の箇所(put up, get up,など)に空欄を作ることです。音声を正確に聞き取る練習をするためです。
  3. 空欄をレベル別に分けることです。できる生徒とできない生徒の両方いますが、できない生徒には少しでも達成感を与えるため、できる生徒には簡単すぎない問題を作るためです。「3つ目答えられたらすごいぞー」と事前に一言言っておくと、躍起になって取り組む生徒が出てきます。

洋楽を選ぶ時の注意点

 洋楽は「良い歌」「教員の好きな歌」だけで決めるわけではありません。

 私は選曲するときに以下の4つを意識しています。 

①文法項目に沿った歌詞

②生徒が知ってそうな曲

③テンポが速すぎない曲

④歌詞に変な言葉や内容が入っていないか

文法項目別洋楽

 今回は現在形、過去形、未来形、進行形などの簡単なところは除いています。順不同になっています。

現在完了形

we are the champions / Queen

I’ve paid, I’ve done, I’ve made, I’ve had、など、現在完了形が多く出てきていることと使っている動詞が頻出単語であるため、中学生にはもってこいの歌でしょう。

関係代名詞

You belong with me / Taylor Swift

 関係代名詞の主格と省略が入っています。さらに、他にもmake O Cや比較など、様々な文法でも使えますのでお勧めです。

受動態と不定詞

I was born to love you / Queen

 I was given, I am caught などの受動態とto love you, to take care of youなどの不定詞(主に副詞的用法)が混在しています。両方の文法に使えるのは良いですね。

不定詞は他に、「Call me maybe / Carly Rae Jepsen」「Bad day / Daniel Powter」が使えますよ!

時・条件節

Whatever / Oasis

 時・条件節が数カ所使われています。また、タイトルにあるように複合関係詞が使われています。

動名詞

It’s a beautiful day / Michael Buble

 動名詞start ~ingと高校の範囲の動名詞を使った熟語であるcan’t stop from ~ing, there’s no ~ingが入っています。この歌詞の良いところは他に進行形の~ingや知覚動詞を使った~ingなどの~ingが入っているため、~ingの用法を学習するためにとても使えます。

助動詞

Honey I’m good / Andy Grammer Honey

 助動詞(could, might, should)が入っています。

 生徒にとって少しテンポが速い曲ではありますが、助動詞は繰り返し使われるのでリスニングは問題ありませんし、生徒が喜ぶ曲調になっています。

最後に

 今日は「英語授業で使える洋楽 〜文法項目別〜」をお伝えしました。

 英語を苦手とする生徒や嫌いな生徒は必ずいますが、音楽は興味を引く良い教材の一つだと思います。洋楽を聞いてリフレッシュするだけでも効果はあると思っています。

本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。

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