こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「授業スタイルは常に変化させる」をお伝えします。
みなさんはどのような授業展開をしているでしょうか。
「問題を解かせて解説するチョークアンドトーク」「穴埋めのプリントを配布して説明する」「ペアやグループワークを多く取り入れる」など、10人いれば10の授業スタイルがあると思います。そのスタイルを1年間貫き通していますか? または、変えていますか?
私は後者です。もちろん、貫き通すことによって生徒が授業内で次に何をするかがわかるので安心感を与えることができるためとても大切だと思います。しかし、同じスタイルを取ることは、我々教員の成長を妨げていますし、もしかしたら他のスタイルを取ることでもっと生徒が成長するかもしれません。

授業スタイル、みなさんは変化をしていますか?
授業スタイルを変えるタイミング
目の前にいる生徒たちの実態、学校の環境や時期をよく把握し、どのような展開が最も生徒に適しているかを判断する必要があります。「今日、目の前にいる生徒にはどのスタイルが適切なのか」を見極め、七変化できる柔軟さが大切だと思っています。
次のシチュエーションを想像してみてください。「梅雨時期、体育(マラソン)授業後の金曜日6時間目」
想像しただけでも「授業したくない」と思いませんでしたか? 元気なクラスも全国にはたくさんあるでしょうが、大体は雰囲気が悪いでしょう。その空気を察して、別の授業スタイルをするのもありではないでしょうか。むしろ必要ではないかと思います。
授業スタイル実践例
ここではそれぞれの授業スタイルについての説明と良い点と悪い点を取り上げています。
一斉スタイル
全員で同じことを取り組む従来のスタイルです。一斉に問題に取り組み、一斉に解答し、一斉に説明する、オーソドックスな方式で、教員にとっては1番取り組みやすい方法です。
一斉に実施するため、
生徒一人一人の理解度を把握することが難しい。
個別スタイル
個別スタイル、別名「公文式スタイル」です。プリントを用意し、一斉に始めて、終了した生徒から教卓に来るか、挙手して先生を呼ぶかをします。
・教員が生徒一人一人の理解度を知ることができ、できていない問題を直接指導できる。
・学力が高い生徒はすぐ次に進むことができ、学力の低い生徒は自分のペースで進むことができる。
・授業が進まない。
・一人一人見るため、他の生徒がしっかり取り組んでいるかを把握しにくい。
生徒全員きちんと取り組んでいるかを把握するために、スクリーンに生徒の名前を写して(以下画像参照)全員の進捗状況を知れるようにしました。(スクリーンがないところは黒板に全員の名前を書いてもいいと思います。)

ペア・グループワーク
「3人寄れば文殊の知恵」との言葉があるように、誰かと活動をして理解を深める授業スタイルです。以前、「教えない授業 〜実践例〜」でもお伝えしましたが、学習者が何をすればより記憶に残るかというグラフがあります。(記事参照)「他の人に教える=Teaching others」が1番効率の良い方法ですが、それを利用します。
教員が教えるよりも、生徒が生徒に教える活動は記憶に残りやすい。
仲の良い生徒同士の活動は脱線時間が多いため、逆効果になることがあります。生徒指導が大変です。
最後に
今日は「授業スタイルは常に変化させる」をお伝えしました。「俺はこのスタイル一本でいく」という人も中に入るかもしれません。それで生徒全員が授業にしっかりと向き合い、結果が出ているのであればその方は授業上手ですしぜひ勉強させて欲しいです。
「生徒の顔色伺ってるやん」と言う人もいると思いますが、スタイルを変えることでやる気を出す人もいます。ぜひトライしてみてください。ありがとうございました。

私はスタイルは変えませんね。

一貫性があって素晴らしいです。
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