こんにちは、草食系高校教師です。
今日は「道徳教育 〜【映画】ペイフォワード〜」をお伝えします。

道徳教育はネタがつきる。。。

「道徳教育は担任に丸投げ」のところもありますよね。小中高で総合的な時間、LHRや探求学習で使えるネタにです。ぜひご覧ください!
道徳教育は今が大事?
道徳教育は今がアツいです。
小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から「特別の教科 道徳」(道徳科)が始まりました。
道徳=モラルを指しますが、昨今「モラルがない人」や「モラルに欠ける人」、つまり「社会において善悪の理解がない人」が増えていると言われいます。
令和2年3月からのコロナ禍により露呈されました。

こんなニュースたくさん聞きましたよね!!
「トイレットペーパーやティッシュの買い占め」
「◯◯がなくなると言った嘘の流布」
「マスクの高額転売」
「医療従事者の差別」
「他県ナンバー狩り」
もちろん長期間にわたり生活の大きな変化と我慢が続く疲労感、ウイルス感染への恐怖、事態の打破が見えてこないことへの不安もあるかもしれません。
ペイフォワードとは
原作は「ペイフォワード 可能の王国」キャサリン・ライアン・ハイドの小説ですが、2000年、ミミ・レダー監督の「ペイフォワード(日本語タイトル)=pay it forward(英語タイトル)」の映画作品のことです。
作中に出てくる主人公トレバーは社会科教師シモネットの授業で与えられた「世界を変える方法を考え、それを実行してみよう」という課題に対して、自分が受けた思いやりや善意を3人の相手に渡す「ペイ・フォワード運動」を思いつき、それを実際に実行しました。
主人公トレバーは「うまくいっていない」と思っていましたが、実は知らないところでバトンが渡っていたというようなお話です。

大人も考えさせられる内容になってるよ!
授業実践例(3時間完結)
映画視聴に2授業分(映画は2時間3分ありますので最後のバッドエンドのところはあえて端折る)使い1授業分は生徒の活動です。必要な部分だけを見せてすぐに活動に入っても良いと思います。
テーマは「ペイフォワードの考えで世界を変えられるか?」 としました。
- 5分1人で考える
- 5分ペアで共有
- 10分グループで共有
グループの中で1番良いものをこの後共有
- 15分クラスで共有
全体で共有をしてクラスで一番良いものを選ぶ
- 10分まとめ
児童・生徒に身につけて欲しいこと
この授業で身につけて欲しいことは「自ら進んで人のために役立つことをしようという気持ちを育む」ことや「人に良い行いをすると必ず帰ってくる」ということです。
また、グループ活動であるため、自分の意見を人の前で言うことや他人の意見を尊重すること等も学ぶことができたらと考えています。
オススメ書籍
最後に
今日は「道徳教育 〜ペイフォワード〜」をお伝えしました。「道徳教育は今が大事?」「ペイフォワードとは」「授業実践例(3時間完結)」「児童・生徒に身につけて欲しいこと」「オススメ書籍」の4つのカテゴリーでした。
教育はすぐに結果が出るとは限りません。卒業した後に「あの時担任そんなこと言ってたなあ」と思ってくれれば勝負ではありませんが勝ちです。それが全員ではなくクラスの数人でも1人でも私はいいと思っています!
本日は以上です。お読みいただきありがとうございました。もしよろしければ下のランキングをポチッと押していただけるとありがたいです。
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