探求学習Part1 〜実践例あり〜

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みなさんこんにちは、草食系高校教師です。

今日は「探求学習Part1 〜実践例あり〜」です。

ここ数年、「探求学習」という言葉をよく耳にします。「21世紀に求められる力」として注目され、授業のカリキュラムに導入している学校も珍しくはありません。

 2022年度から新しく導入される「探求学習」ですが、昨年度1年間高校2年生対象の探求授業を担当しましたので、探求学習とは何か、どのようなことを実際行なっているのかをお伝えします。

草食系高校教師
草食系高校教師

与えられる授業が日本には多いですが、探求学習は全て生徒主体で行なっていきます。教員はティーチャーではなくファシリテーターの役割が必要です。

探求学習とは?

 生徒が課題や問題を設定し、解決に向けて情報を収集・整理・分析したり、周囲の人と意見交換・活動したりしながら進めていく学習活動のことです。 

「総合的な学習の時間」→「総合的な探求の時間」

 「総合的な探究の時間」は学習指導要領の改訂にともなって2022年度から登場する科目のことです。現在の高校のカリキュラムに組まれている「総合的な学習の時間」が2022年度「総合的な探究の時間」に変わることになります。      

実際どんなことするの?

  1. 課題の設定
  2. 情報の収集
  3. 整理・分析
  4. まとめ・発表

上記4つのサイクルを繰り返すことで、思考力や課題解決力などを身につけていきます。

実践例(2019年度実施)

基本情報

対象学年:高校2年生

レベル :中堅

実施期間:半年間

授業頻度:週に2回

授業時間:1回50分

授業方法:グループワーク(4人〜5人)

発表  :ポスターセッション

1.課題の設定

 本来は生徒自ら課題を考え、設定しますが、学校として初試みということで探求学習を推奨している業者のテキストを使いました。テーマは「困っている人を笑顔にする」でした。テーマは事前に示した上で、グループで「誰を笑顔にするか」を相談して決めます。

 気をつけなければいけないのは、「後先考えずに今生徒が笑顔にしたい人を選ぶこと」です。その後は解決方法を考えたり、分析したりしますが、「やりやすさ」より「笑顔にしたい人」を選ぶことです。

グループ内の課題を決めるときは、付箋を使いブラインストーミングをさせました。

2.情報の収集

 インターネット、図書館の本や先生方へのインタビューにて情報収集をしていました。また、生徒が課題に関係している会社やNPO法人に連絡を取ることもしていました。

 あるグループはクラスメイトや学年全員にアンケートを取っていました。

3.整理・分析

 知り得た情報を整理して分析し、文章、グラフや表を使ってまとめました。

「これくらいでいいや」で終わる生徒が多いので、教員は「これはどうなの?」「本当にそうなの?」と疑問を投げかけ、精度を上げるように促したほうが良いと思います。

4.まとめ・発表

 整理・分析したことをポスターにまとめ、発表しました。普通はパワーポイントやワードにまとめての発表ですが、昔ながらのポスターにしました。最近、プレゼンテーションなどの発表の場ではポスターセッションが多いためです。

1年間探求活動をやってみて

 この4つのサイクルで授業を進めていくのは生徒にとって非常に効果的だと思います。社会人になったときに必要なスキルがここに集約している気がします。どこの職場に行ってもグループ単位の活動ですし、自ら考え行動し、それを周囲に伝えるというのは世界どこに行っても必要です。

 「1を100にする」より「0を1にする」ことの方が大切な気がします。それを学ぶことができるのが探求学習でした。

最後に

 2022年度から高校では「総合的な探究の時間」と位置付けられて行うこととなります。学級担任が行うのでしょうか。または校内で探求学習担当ができるのでしょうか。少なからず担当者はかなりの負担になります。

 昨年度初めて探求学習を行いましたが、自分の教科よりもかなり教材研究に時間を費やしました。

 もし何かご質問等ありましたらお問い合わせからやTwitterからご連絡いただけると嬉しいです。作ったデータをお見せする事やもっともっと詳しい内容をお伝えできると思います。

肉食系高校教師
肉食系高校教師

探求学習ってあんまり馴染みがないね。。。

草食系高校教師
草食系高校教師

生徒のソーシャルスキルがつきますね!どしどし質問お待ちしてます。

コメント

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